このページの本文へ

「Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition」、「Oracle Enterprise Performance Management System」の一部として統合を拡張

2008年09月24日 16時00分更新

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

〜「Oracle EPM System」に対する既存投資からさらに価値を引き出す製品統合の緊密化と大幅な機能強化〜

2008年9月23日「Oracle OpenWorld」サンフランシスコ発

「Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition Plus 10.1.3.4(Oracle BI Suite EE Plus)」は、先頃発表した「Oracle Enterprise Performance Management(EPM)System」との統合を実現したほか、大幅な製品の機能強化が図られています。
今日の発表は、完全に統合されたエンド・ツー・エンドの製品群を、オープンかつスタンダードなミドルウェアとデータベース・アーキテクチャ上で提供するという、オラクルの戦略を補完するものです。オラクルのアプローチにより、コンピューター環境の簡素化、コストとリスクの低減、幅広い選択肢と柔軟性の提供が実現します。

■製品統合の拡充と機能強化
「Oracle BI Suite EE Plus」は、システムのモジュールとアプリケーションを横断して共通の統合ユーザー・エクスペリエンスを実現するために「Oracle EPM System」が備えている3つの主要機能の力を活用します。「Oracle BI Suite EE Plus」は「Oracle Essbase」および「Oracle Real-Time Decisions」とともに、「Oracle EPM System」向けのビジネスインテリジェンス(BI)ツールとサービスにとってのテクノロジー基盤となります。

「Oracle BI Suite EE Plus」と「Oracle EPM System」の統合は、以下の範囲におよびます
- 「Oracle EPM Workspace」: 単一のシンクライアント・ウェブ・インターフェースを介して、「Oracle BI」データと「Oracle EPM System」データにアクセスし、やりとりができるようにします。
- 「Oracle Hyperion Smart View for Office」: 「Oracle EPM System」コンテンツおよび新たに「Oracle BI」コンテンツをMicrosoft Officeデスクトップ・アプリケーション・スイートに統合する強力な共通ソリューションを提供します。
- 「Oracle Smart Space」: ダッシュボード、レポートなどのオラクルのBIコンテンツを個人仕様のデスクトップ・ガジェットを介してエンドユーザーに提供し、リアルタイムの情報アクセスとコラボレーションを実現します。

「Oracle EPM System」との統合に加えて「Oracle BI Suite EE Plus」の最新版は、高度にフォーマット化されたあらゆる種類の文書の作成、管理、配信を可能にするオラクルのエンタープライズ・レポーティング・ソリューションである「Oracle BI Publisher」を含め、製品全体に大幅な強化を図りました。「Oracle BI Publisher」は、サービス指向アーキテクチャ(SOA)開発のための機能強化や「Oracle BPEL Process Manager」との統合強化のほか、レポートデザイナー向けの各種アップデートが含まれます。

「Oracle BI Suite EE Plus」の新リリースにはさらに「Oracle BI Discoverer」メタデータから「Oracle BI Suite EE Plus」メタデータへの変換を加速する移行ユーティリティである「Oracle Metadata Conversion Assistant」が搭載されました。これにより「Oracle BI Discoverer」から「Oracle BI Suite EE Plus」への移行に伴う時間とコストを削減できます。

「Oracle BI Suite EE Plus」は、インタラクティブ・ダッシュボード、アドホック分析、予見的分析とアラート、先進のレポーティングとパブリッシング、モバイル分析などに向けたクラス最高の製品群をベースにした包括的なBI/分析能力を提供します。同ソフトウェアのホットプラガブルな製品仕様により、既存のオラクルおよびSAPを含む非オラクルのデータソースとアプリケーションを最大限に活用することが可能です。

「Oracle Fusion Middleware」のコンポーネントである「Oracle EPM System」は、共通の基盤によって戦略、財務、運用管理プロセスをサポートして、組織のスマート化、敏捷化、連携を実現するほか、エンタープライズ規模でパフォーマンスを最適化します。

提供を開始した「Oracle BI Suite EE Plus 10.1.3.4」の価格は、1ユーザーあたり2,000ドルもしくはプロセッサあたり295,000ドルです。使用には一定の条件と制限が適用されます。

「Oracle Customer Services」では、「Oracle BI Suite EE Plus」に完全対応し、ITライフサイクルに基づくサービス製品からなる世界有数のポートフォリオを提供しています。「Oracle Customer Services」は、オラクルのソリューションによるプロジェクトの成功をサポートすると共に、パーソナル化された積極的なサポートとナレッジ・マネジメント機能の提供を通じ、総所有コスト(TCO)の削減に貢献します。

■本発表に向けたコメント
「Oracle Business Intelligence」製品管理担当バイスプレジデントであるポール・ロッドウィック(Paul Rodwick)は、次のように述べています。「2007年にHyperionを買収してから、オラクルでは「Oracle BI」アプリケーションと「Hyperion」アプリケーション、「Essbase」の緊密な統合に取り組んできました。「Oracle BI Suite EE Plus」の発表は、統合されたEPMシステムを提供するというオラクルの戦略を大きく前進させるものです」 

<参考資料>
広まる「Business Intelligence」ポッドキャスト
「Oracle Enterprise Performance Management」と「Business Intelligence」について
「Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition Plus」の受賞
「Oracle EPM System」カタログ
オラクル製品の評価版ダウンロードは無償です
使用には一定の条件と制限が適用されます。

*本件における日本での対応は未定です。


●オラクルについて
オラクルは世界最大の企業向けソフトウェア会社です。オラクルに関するより詳しい情報は、http://www.oracle.com をご覧ください。

●商標
Oracleは、米国オラクル・コーポレーション及び/またはその関連会社の登録商標です。その他の名称は、それぞれを保有する各社の商標である場合があります。

この文書は、情報提供を唯一の目的とするものであり、契約に何らかの影響をも与えるものではありません。


■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報部 野見山
TEL:03-6834-4835 / Fax: 03-6834-6144 / E-mail: Yuko.Nomiyama@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press


US News Release Summary
(本資料は2008年9月23日に米国でオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリースの抄訳です)


News2uリリース詳細へ

News2u リリース詳細へ

週刊アスキー最新号

編集部のお勧め

ASCII倶楽部

ASCII.jp Focus

MITテクノロジーレビュー

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード
ピックアップ

デジタル用語辞典

ASCII.jp RSS2.0 配信中