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ネットマークス、エンタープライズデータセンター向けソリューションを本格展開
〜シスコ、日本HPの協力を受け、仮想化技術による統合運用サービスを提供〜

2008年03月26日 11時00分更新

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ネットマークス、エンタープライズデータセンター向けソリューションを本格展開
〜シスコ、日本HPの協力を受け、仮想化技術による統合運用サービスを提供〜

ネットワーク・ソリューションプロバイダの株式会社ネットマークス(本社:東京都港区元赤坂1-3-12、代表取締役社長:大橋 純)は、ICT基盤の仮想化統合を実現する運用管理型の新しいパッケージモデルの提供などを通じて、エンタープライズデータセンター向けの構築事業を積極的に展開してまいります。

近年、内部統制に対する取り組みの一環として、分散していた情報をデータセンターなどに集約し、データ保全や運用管理を効率的に実施する企業が増えてきております。加えて、データ集約先を外部のデータセンターではなく企業内に構築し、グループ企業も含めた情報資産を一元的に管理するエンタープライズデータセンターという形態も注目されています。一方、グリーンITと呼ばれる通信インフラやデータセンターにおける省エネルギー化への対応を背景にサーバやストレージ、ネットワークをより効率的に利用する仮想化技術に対する関心が高まりをみせております。仮想化とは、コンピュータシステムを構成する資源を、物理的構成によらず柔軟に分割、統合したりすることで、サーバ仮想化やストレージ仮想化、ネットワーク仮想化などの技術があります。

ネットマークスでは、ファイバチャネル技術をベースにSAN(Storage Area Network)構築やディザスタリカバリにいち早く取り組み、データセンター構築に必要となるストレージネットワークに関する豊富な構築実績を有しております。またデータ集約の際に不可欠となるネットワークやセキュリティシステムについても、数多くの企業ネットワーク構築を通じて蓄積された高い技術力に強みを持っております。
今回、シスコシステムズ合同会社(本社:東京港区、社長兼最高経営責任者:エザード・オーバービーク、以下:シスコ)及び日本ヒューレット・パッカード株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:小出 伸一、以下:日本HP)製品を組み合わせ、サーバやストレージ、ネットワーク機器とネットマークスのインテグレーション力を融合することで仮想化統合運用パッケージとしてエンタープライズデータセンター向けに販売を開始します。

ITシステム基盤の運用管理ソリューションサービスとしていち早く実用化し、お客様ごとに最適な形態にてご提供するために、ネットマークスと日本HPによる検証・カスタマイズ作業を共同で実施してまいります。これらにより、仮想化技術によって統合したシステム基盤を短期間で構築することが可能となり、ネットワーク基盤、サーバ・ストレージ基盤に対して個々に分断していたプロビジョニング運用管理業務の一元化を実現します。
最小構成価格は2,000万円からで、2008年度の販売目標は10億円、2010年度には40億を目指しております。


仮想化統合ソリューションの新世代データーセンターネットワーク基盤としてはシスコのCatalyst6000シリーズサービスモジュールに搭載される「Application Control Engine(ACE)モジュール」、「WAAS」、「MDS」を第一段階として、データーセンターコアネットワークとして、あらゆるコンポーネントを統合可能とする最新データーセンタークラススイッチ「Nexus7000シリーズ」を第二段階として販売をしていきます。全体プロビジョニングはネットワーク主導型のサービスオーケストレーション機能である「Vframe Data center」で実現します。
日本HPのブレードサーバ「HP BladeSystem c-Class」、ストレージ「HP StorageWorks」、IT運用管理ソリューション「HP Data Center Automation Center」、仮想化ソフトウェア「VMware Infrastructure 3」とを組み合わせた仮想化統合運用パッケージの販売を開始していきます。

本ソリューションの特長は、以下のとおりです。
(1) 短期間での構築・導入が可能
仮想サーバ環境、ストレージの仮想化に最適なIPネットワークやストレージネットワークをあらかじめ事前検証による課題改善を行い、最適な組み合わせで提供するパッケージソリューションです。
(2) 高い信頼性
現行システムからの移行プロセスを安全にサポート(移行プロセスサービス)しております。仮想環境を導入する前に、事前診断(構成変更管理)・検証を行い、統合システム単位に移行プロセスプランニングを行ないます。
(3) 統合型運用管理サービスの提供
ネットワークの仮想化、サーバ仮想化、ストレージ仮想化、それぞれの領域での仮想化テクノロジー基盤を統合運用可能な運用管理バーチャルセンターを提供、統合的に一元化して運用プロビジョニングできる運用環境を提供いたします。
(※今後運用業務のアウトソーシングサービスもリリースを予定しています)

以上


シスコ、日本HPから、今回の発表に関し、下記コメントを頂戴しております。

[シスコシステムズ合同会社 チャネルズ担当 マネージングディレクター 中村 共喜様]
シスコシステムズは、ネットマークスのエンタープライズデータセンター向け仮想化統合運用パッケージの提供を歓迎致します。シスコでは、次世代データセンターの構築を目指す「Data Center3.0」構想による変革を実現する為にネットワークスイッチ基盤に画期的な統合仮想化技術を取り入れ提供しています。
お客様にとってもリアルタイムでコミュニケーションやコラボレーションを行なうためのアプリケーションが急増したことで、既存のインフラストラクチャへの投資を保護しながら、ビジネスのニーズに応じて10ギガビットイーサネットワークへの迅速な移行が求められております。
今回のネットマークス様が提供するデータセンタークラスコアスイッチ 「Nexus7000シリーズ」および「アプリケーションコントロールエンジン:ACE」によりIT基盤の統合仮想環境を強化し次世代データセンターに求められる厳密な運用の継続性、トランスポートの柔軟性、スケーラビリティを実現します。シスコは、今後も良きパートナーとしてネットマークス様との連携を強化しお客様の課題解決に貢献して参ります。

[日本ヒューレット・パッカード株式会社 執行役員 ストラテジックパートナー営業統括本部長 神山 昌樹様]
日本HPは、ネットマークスのエンタープライズデータセンター向け仮想化統合運用パッケージの発表を心より歓迎致します。HPは、ITによるビジネス成果の創出には、ビジネス変化に対応した敏速なサービスの提供と、それを支える柔軟で安定性の高いITインフラストラクチャが不可欠であると考えております。その実現に向け、HPは最新の仮想化、自動化テクノロジーを第3世代ブレードサーバ「HP BladeSystem c-Class」、IT運用管理ソリューション「HP Data Center Automation Center」などの製品群に実装しています。今回のネットマークス様のソリューションサービスによって、お客様も仮想化技術を取り入れた仮想化統合インフラストラクチャの実現と効率的なシステム運用サービスの活用が可能になります。HPはネットマークス様との強固なパートナーシップのもと、お客様の運用効率とROIを改善する最新のITソリューション、「ビジネス・テクノロジーの最適化 Business Technology Optimization・BTO」を提唱し、ご提供して参ります。


* 記載されている会社名及び製品名等は、各社の商標または登録商標です。
* 上記価格、出荷(サービス)開始時期については予告なく変更する場合があります。

<本ニュースリリースに関するお問い合わせは下記までお願い致します>
株式会社ネットマークス マーケットコミュニケーション部 三谷 一志
Tel:03-3423-5782 Mail:press@netmarks.co.jp

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