タイムリープぶーとべんち
公式サイト:http://frontwing.jp/product/timeleap/
ベンチマークの最後は、ニコニコ動画などでもおなじみの「タイムリープぶーとべんち」だ。設定は、すべてデフォルトで、解像度は1024×768、1280×960ドットで、どちらもWindowモードで実行している。その結果は、どちらも約100fps前後に落ち着き、当然ながら、かなり滑らかに動作している。タイムリープのような3Dモデリングのゲームでも、今回製作したキューブPCなら、パワフルに動作する。
省スペース化しつつゲームも バリバリ遊べちゃうキューブ型PC
今回構築したPCは、ゲーム向けPCとしては、ミドルレンジに属する。大抵のゲームは問題なく動作する。なにより、このサイズで、動作するのが大きな魅了だ。SP45H7とSN78SH7のどちらを選ぶかは、悩ましい選択だが、パフォーマンスを求めるなら「SP45H7」でIntel環境を、コストパフォーマンスを求めるならAMD環境で構築できる「SN78SH7」を選ぶとよいだろう。
なお、両者に言えることだが、GPU温度は比較的高めとなるため、GPUクーラーのファン設定を変更できる場合は、少し高めに設定しておくと良い。ゲームをしない時は自動運転で静音に、高負荷のゲームをするときだけファンの回転数を上げる、というように使い分けよう。
以上、様々なゲームPCを5回に渡って紹介してきたが、ゲームPCを選ぶ最初の基準はどんな場合でもビデオカードだ。もちろんCPUパワーもある程度は必要だが、ゲームにおいてはCPUにお金をかけるよりもビデオカードにお金を掛けた方が効率がよい。内蔵グラフィックスも年々パワーアップを果たしているが、やはり外部GPUの方が1ランクも2ランクもパフォーマンスは上であり、今後もゲームを考えるなら「まずはビデオカード」という状況は変わらないだろう。年末には、Windows 7が登場し、同時にDirectX 11対応のビデオカードもリリースされる見込み。だったらもう少し待つ?なんて思う人も多いかもしれないが、今プレイしているゲームがカクカクのまま、あなたは年末を待てるだろうか? PCパーツを買う鉄則は、欲しい時に買え!である。
さぁ今すぐPCパーツショップに行き、「コレください!」と言おう。きっと夏休みをゲーム三昧、幸せに満喫できるはずだ。
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