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ペンタックスの小型高級デジタル一眼を試す

従来機から格段に進化した! 待望の「K-7」

2009年07月24日 12時00分更新

文● 小林伸

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新しくなった「PENTAX Digital Camera Utility4」は、「Browser」と「Laboratory」を同じウィンドウで切り替えると、周辺のツールウィンドウが変更されるだけとなり使い勝手がよくなっている

新しくなった「PENTAX Digital Camera Utility4」は、「Browser」と「Laboratory」を同じウィンドウで切り替えると、周辺のツールウィンドウが変更されるだけとなり使い勝手がよくなっている

 K-7は従来機のK20Dの機能を小型ボディに詰め込んだということではなく、それを超える性能を持った小型デジタル一眼レフである。

 その基本性能は他社の同価格帯の機種と比較しても見劣りしないどころか優位性さえ持った部分もある。今回試用中にK-7で一般的なスナップ、商品撮影、ライヴ撮影など実際の仕事でも試用してみたが、何のストレスも感じなかった。高感度時のノイズに関しても問題なく、100%光学ファインダーに関しても商品撮影などで大変使い勝手がよかった。

D環にキズ防止カバーがつかられている。昔のカメラにたまに見られた懐かしいアイテム。こういう細かいところにペンタックスらしさを感じる

D環にキズ防止カバーがつけられている。昔のカメラにたまに見られた懐かしいアイテム。こういう細かいところにペンタックスらしさを感じる

細かいホワイトバランスの設定は使い始めは何のことかわからないだろうが、写真自体をわかってくると痒いところに手が届く感覚を覚える設定項目である

 基本性能が高く、小型で持ち歩きが苦にならず、多少天候が悪くてもレンズが濡れるのも気にせず撮影できる。そういった面だけを見るとネイチャーフォトを趣味としているユーザーにお勧めだが、できれば初心者にも使って欲しい。写真の楽しさをいろいろ教えてくれる機能が盛りだくさんなので、使いこなす楽しみと写真というものを覚えていく楽しみの両方を体験できる。慣れた人は慣れているなりに、写真が初めての人でもカメラが写真を教えてくれる。そんな面白いカメラだと筆者は感じた。

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