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西田 宗千佳のBeyond the Mobile ― 第28回

使いやすさは最高!? ThinkPad T400sの快適さをチェック

2009年07月22日 12時00分更新

文● 西田 宗千佳

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 「ThinkPad」と言えば、ノートパソコンのトップブランドのひとつである。だがこのところ「少々存在感が薄い」と感じていたのは、筆者だけだろうか。ネットブックに代表される「低価格」路線や、Let'snoteシリーズに代表される「軽量」路線が注目され、ThinkPadのもつ「高付加価値」「快適操作」といった部分で選ばれる商品が目立ちにくかった、という事情はあるだろう。

 そんな中、レノボジャパンが6月に発表した「ThinkPad T400s」は、まさに高付加価値・快適操作を突き詰めた製品だ。一見地味だが、レノボが「史上最高」のかけ声で作り、送り出した自信作であるという。レノボの自信が本物であるか、早速チェックしてみることにしよう。


ボディは大柄だがびっくりするほど軽い!

ThinkPad T400s ThinkPad T400s
従来の「ThinkPad T400」
従来の「ThinkPad T400」

 まずは、T400sの位置付けを確認しておきたい。「ThinkPad T」シリーズは、元々「パワーを犠牲にしないが可搬性のあるノート」という位置付けの製品である。14.1型のディスプレーとフルサイズのキーボードに光学ドライブを備えた、完全に「デスクトップを置き換えうる」レベルの製品を目指している。ただしその一方で、少々重く分厚いのが欠点であった。前モデル「ThinkPad T400」の場合、厚さが27.6~31.9mmで、重量は約2.4kg。モバイルと言うには少々厳しい。

 だが、T400sはそうではない。末尾の「s」はSmallのs。厚さは最薄部で21.1mm、最厚部でも25.9mmと、ワンクラス下である「ThinkPad X300」シリーズと比べても、2mmしか違わない。重量も、比較的容量の多い6セルバッテリーを搭載しつつ、1.79kgまで軽くなった。「最軽量のモバイル」とは言えないが、十分持ち歩けるレベルへとコンパクト化したといっていい。

本体前面 本体前面。厚みは2cm強で、このクラスとしては薄く、かなり持ちやすい

 それでいて、キーボードやディスプレーのサイズはそのまま。14型で1440×900ドットという広いディスプレーは、やはり非常に魅力的である。機能的にも性能的にも、「フル機能のPCを持ち運ぶ」というポリシーを貫いた製品、と言っていいだろう。

A4大の週刊アスキーより一回り以上大きめ ほぼA4大の週刊アスキーより一回り以上大きめで、少々かさばる印象。だが重量は1.8kg弱と、見かけ以上に軽い

 T400sは、「軽さ・薄さも妥協しなかった」というところが、最大のアピール点と言っていい。T400との違いはあまりないが、T500シリーズは上位機種の場合、GPUに「Mobility Radeon HD 3650」 (メモリー256MB)を別途搭載できる、という点が違いとなる。独立GPU内蔵にこだわるか否かが、T500とT400sを分けるポイント、と言っていい。

 T400sを手に持つと、正直とても1.8kg弱とは思えないくらい、軽く感じられることに驚く。あくまで感覚的な問題ではあるが、他の1.7kg前後で13型ディスプレーのノートと比べても、手に持った時に軽く感じる。おそらく、全体の重量バランスが良くて持ちやすく感じることと、黒いボディーに14型という外見からくる「重そうなイメージ」から外れていることが、理由だろう。

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