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エヴァに勝った? ニコ生の電子音楽ライブを主催してみた

2009年07月12日 14時00分更新

文● 四本淑三

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こちらが「ガジェ音」会場となった高円寺プラットフォーム。右壁面がニコ生の中継映像。観客はプレイヤーとニコ生のコメントを交互に楽しめた。当然プレイヤーもコメントが気になるわけだが、演奏中は忙しいのでチラ見がやっと

 小さく手軽で初心者にも敷居が低く、実演動画はYouTubeやニコニコ動画でも人気が高いガジェット楽器。しかし「すごい人」の手にかかると、見た目からは想像もできない多彩な表現力を発揮する!

 という触れ込みで「高円寺ストリーミング『ガジェ音』」というイベントをニコニコ生放送で中継してみた。放送は7月3日、20:00~22:00の2時間。予約応募で集まった50名の観客と一緒に、JR中央線ガード下の高円寺プラットフォームからの放送だった。

 ガジェット楽器の流行が動画サイトとシンクロしていることはこれまで書いてきた通りだが、こうしたイベントの盛り上がりもガジェット楽器のノリそのもの。事前の念入りな準備やら、根回しやらはほとんどないまま、なんだか予想を超えて盛り上がってしまったので、その模様と背景をご報告したい。


ヱヴァンゲリヲンにも負けず

 まず司会はKORG DS-10プロデューサーにして、抜群のトークスキルの持ち主である佐野電磁さんにお願いした。プレイヤーはヨナオケイシさん、Koishistyleさん、Denkitribeさん、bakerさんというDS-10関係では言わずと知れた面々に加え、YouTubeのコラボプロジェクト「In Bb」で有名なmryatさんも参加した。

 この人たちに任せておけば番組はオーケーということで、その場で考えたタイトルコール「がじぇおーん!」でスタートした後は、佐野さんのアドリブで進行。会場にはニコ生の中継画面が投影されていて、そこに流れるコメントを佐野さんが拾いつつ出演者に話を振るというスタイルだった。

DS-10とStylophoneでインタープレイを展開したコイシケイシのお二人(中央がKoishistyle氏、左がヨナオケイシ氏)。手元を撮影するためのカメラが常時スタンバイ。これがないと現場でもプレイの様子が分からない

 ゲストとしてiPhoneアプリ「マネトロン」(関連記事)の山崎潤一郎さんと、音楽系iPhoneアプリに詳しいITmediaの松尾公也さんもお迎えした。ここだけコーナーとして独立させてもいいと思えるくらい興味深い話が聞けたのだが、松尾さんの出演は当日の午前中にお願いしたもので、今考えるとよく引き受けてもらえたよなあ、と思う。

 コルグの金森与明さんはDS-10のデモを披露。なんとDS-10にアルファベットを発音させ「ABCの歌」を歌わせた揚句、「イーデスカ? イーデスヨォ」と喋らせる始末。おそらく今回のイベントは「イーデスカ? イーデスヨォ」の2語に集約され、人々に記憶されてしまうだろう。

 中継はガジェット通信チャンネルのスタッフが出張してきてくれて、映像と同時にいわゆる「上コメント」を臨機応変に流してくれた。これがニコ生視聴者と現場の雰囲気を上手くつないでくれた。

 ニコ生の反応があったおかげで、現場のプレイヤーと観客も含め、空間を越えた不思議な一体感が生まれた。平たく言えばインタラクティブということになるのだろうが、これは新鮮な経験だった。

 ただ、このイベントにはひとつだけ心配事があった。21時から「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 テレビ版」が放映されるため、それを境に視聴者が激減するのではないか、と。しかし数字は落ちるどころか最後まで増え続け、最終的な視聴者数は2109人。初回のイベントとしては大成功だったと思う。

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