ベータ版公開から4カ月。マイクロソフトのRIA(リッチ・インターネット・アプリケーション)プラグイン「Silverlight 3」の正式版がリリースされた。公式なアナウンスはまだだが、マイクロソフトのダウンロードサイトでは正式版を意味する「Silverlight 3 RTW (3.0.40624.0)」が公開されている。複数の米メディアの報道によると、マイクロソフトは現地時間10日にサンフランシスコで開催するローンチイベントでSilverlight 3を正式発表する予定だという。
Silverlight 3は、H.264のサポート、HD(高精細画質)動画の全画面再生への対応など、ストリーミング関連機能の強化が目立つ。一方で気になるのが、「Out Of Browser」(デスクトップ上でSilverlightアプリケーションを実行できる機能)、3Dグラフィックス機能など、どことなくAdobe AIRやFlashを彷彿とさせる新機能だ(関連記事)。
マイクロソフトは従来「SilverlightはFlash対抗ではない」と主張してきたが(関連記事)、Silverlight 3ではそれがどのように変わるのか。7月16日に東京都内で開催されるWebデザイナー/デベロッパー向けカンファレンス「ReMIX Tokyo 09」(関連記事)にも、そのヒントがありそうだ。