最新のゲームベンチでは?
そして最新のゲームということで、「ストリートファイターIV ベンチマーク」(NVIDAからダウンロード)の結果を見てみよう。ゲームの設定は、品質設定をすべて「高」、アンチエイリアスおよび垂直同期をOFFにし、フルスクリーンにて測定している。
945Gは、動作せず。7900 GSは、かろうじて動くが、解像度1024×768ドットでも60fpsを超えることは叶わなかった。一方、GTX 295では総じて250fpsを超えている。
DirectX 10対応のゲームでは?
もう少し負荷の重いゲームということで、同じくカプコンのロストプラネット・コロニーズ(以下ロストプラネット)を用意した。ゲーム設定は、DX9モードの場合、品質設定をすべて「高」とし、アンチエイリアスおよび垂直同期をOFFとしている。GTX 295のDX10モードの場合は、品質設定で「DX10」が選べるものは全てDX10に設定している。
ロストプラネットのパフォーマンスモードの場合、AREA1とAREA2の2つのステージが用意され、AREA1が主にCPU負荷、AREA2がGPU負荷が高まるようなシーン構成がとられている。
7900 GSではかろうじて動いているものの、グラフィックス設定を高めた状態ではゲームにならない。しかしCore i7-920+GTX 295ならグラフィックス設定を最高に引き上げた状態でも解像度1920×1200ドットで十分プレイ可能なレベルに達している。これはまさに雲泥の差と言っていいだろう。
比較しているPCが極端という指摘も聞こえてきそうだが、3年前のミドルレンジなPCと、現在のハイエンドなPCがどのくらい違うのかという現実を知るためのベンチマークなのである。
まず、チップセット内蔵グラフィックス(945Gなど)では、最近のゲームは起動すらできないのは言うまでもないが、当時、ミドルレンジだった7900 GSでも最近のゲームを最高画質で楽しむことは、かなり苦しい、というか無理なのが分かる。しかし、Core i7とGeForce GTX 295に交換してしまえば、DirectX 10対応ゲームを最高画質でプレイできるのだ。もちろん予算によって、この構成が叶わない人もいるだろう。しかし、予算をビデオカードに掛けることで、かなり快適になることは覚えておこう。
さて次回は、もう少し予算を制限しつつ、それでいて快適にFPSゲームが遊べるPCを紹介する。
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