ポリコムジャパンは8日、HD対応テレビ会議システムの新製品「Polycom HDX 6000」(87万1500円)とSD対応の「Polycom QDX 6000」(価格は60万6900円)を発表。7月末から順次出荷する。
中小・中堅規模の企業がターゲットで、同社では数回分の出張費で導入コストを賄えるほどの低価格としている。ともに広帯域音声コーデックの「Siren22 StereoSurround」、通信時のパケットロスに起因する映像・音声の乱れを低減する「Lost Packet Recovery」(LPR)といった技術を採用している。
HDX 6000はカメラ独立型で、832k~2Mbpsの帯域で、720p/30fpsの映像を送受信できる。対応カメラのほか、無指向性マイク、リモコンなどを装備する。HDMI端子経由でディスプレーに接続が可能。出荷時期は8月下旬。
一方、QDX 6000は、256k~4Mbpsの帯域で、480p/30fpsの映像を送受信する。指向性マイク2本が付属するほか、5つの入力端子を装備しており、人物映像とコンテンツを2画面に表示することもできる。出荷は7月末を予定している。
なお両機種とも「Polycom People+Content IP」を利用し有線/無線LAN経由でPCとコンテンツを共有することが可能。また1台のディスプレーでコンテンツと人物の両方を表示する「デュアルモニタエミュレーション」機能も持つ。