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クラウド型サービスで専用サーバも不要

ネットスター、専任管理者不要のIT資産管理「ICTセンサー」

2009年07月08日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 URLフィルタリング製品の提供やURLデータベースの作成・配信を行なうネットスターは7月7日、専任の管理者を置くことが難しい中小規模オフィス向けのWeb履歴管理/IT資産管理サービス「ICTセンサー」の提供を開始した。社内ネットワークに設置する小型ハードウェア「センサー端末」が同社のサーバと連携して処理を行なうクラウド型のサービスだ。

社内ネットワークに設置する「センサー端末」

 ICTセンサーが提供するのは、従業員のWebアクセス履歴を記録する「Web閲覧管理」、ハードウェア/ソフトウェアの台帳を自動作成し、ライセンス情報などの管理する「資産管理」、PCのパフォーマンスやプロセス稼働状態、セキュリティソフトウェアの動向を調べる「稼働管理」、クライアントPCにポップアップやメールで通知を行なう「アラート通知」など。

 こうした機能を提供する資産管理製品には、社内に専用の管理サーバを設置し、対象PCへのエージェントソフトウェアのインストールが必要な製品も多い。これに対してICTセンサーでは、社内に設置したセンサー端末が各PCからWeb閲覧や資産/稼働管理のログを収集し、ネットスターの「ICTセンサーサーバ」サーバにアップロードする。ICTセンサーサーバがログの蓄積や分析などを行なうため、社内には管理サーバが必要ない。

ICTセンサーのサービスイメージ

 また、蒼天が開発したクライアント管理ソフトウェア「LogVillage」の技術を使うことで、エージェントの導入が不要なログ収集を実現している。

ログの閲覧などはネットスターのサーバにアクセスして行なう

 URLデータベースを作成する会社の製品ならではの機能としてWeb閲覧管理がある。ここではWeb閲覧管理ではアクセス先を

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など71ものジャンルに分類する。これにより、業務に関係のあるサイトと不要なサイトとの細かい分類が可能になる。

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