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「なんちゃってジョブズ」のウラ話もございます

開発者が語る、DS-10 PLUSで何が出来る?

2009年07月01日 16時00分更新

文● 四本淑三

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頭の体操的デュアルモード

佐野 じゃあデュアルモードから説明しましょう。デュアルモードには「デッキA」「デッキB」があって、それぞれ別のセッション1をロードできます。

―― それが「2台分」の意味ですね。

佐野 そうです。試しにDS-10に入っているデモ曲「DEMO1」をAに、「DEMO2」をBにロードして同時に鳴らしてみましょう。では本邦初公開!

ヨナオ わーっ、すごいすごい! AとBの切り替えで、DEMO1とDEMO2どちらも編集できるわけですね。

画面上の「A」の表示がDS-10 PLUSで追加されたボタン。下がデッキAに読み込まれたソングのシーケンス画面

同じく「デッキB」。このように1度に2つのセッションデータをロードして、A/Bボタンでトグル式に切り替える

佐野 AのソングでBのパターンも鳴るんですが、ただAとBのパターンは一対なんです。


―― デッキAがパターン1ならデッキBもパターン1。デッキAでパターン1、デッキBでパターン2のような組み合わせはできないということですね。

トラックミュートの画面

佐野 AとBでソングは独立していて、ソングAからデッキBのミュートもプログラムできるんです。だから片方のデッキのトラックを全てミュートすれば、32パターン相当になるということです。


―― かなりややこしい話ですが、DS-10ユーザーには面白いはずですね。従来どおりの6トラックで良ければ倍の32パターン、今まで通り16パターンでよければ倍の12トラックが使える。これは頭使いますね。

佐野 そうなんですよ、感覚じゃなくて、理屈で考えなければならないところはあります。

baker デッキAの再生中にデッキBにセッションを読み込むことはできないんですか?

佐野 それはできないです。最初にロードしないと。

(c)2009 KORG Inc. All rights reserved.
(c)2009 PROCYON STUDIO CO.,LTD. All rights reserved.
(c)2009 AQ INTERACTIVE INC.
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*1 楽曲データを保存する際の単位。16のパターン、音色設定、ソングのデータをひとまとまりにしたもの。

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