さて肝心なのは、どうやってサービスに加入すれば安上がりなのかという点。
BBモバイルポイントは
単体で500円以下から利用可能
まず、BBモバイルポイント系は運営しているソフトバンクテレコムではなく、サービスプロバイダー経由で申し込む。月額500円程度の安価なプランが各社から用意されている。
●ワイヤレスゲート=月380円
トリプレットゲートが提供するサービスで、BBモバイルポイントを中心として、livedoor Wirelessなどのアクセスポイントも利用できる。ただし、ヨドバシカメラとの提携サービスなので、ヨドバシカメラの店頭でキャンペーン用チラシを入手してから申し込む必要がある。
また同社はUQ WiMAXのMVNOとして、WiMAXサービスを開始している。UQ WiMAXの「UQ Flat」と同じ月額4480円で、上記のBBモバイルポイントなどの公衆無線LANサービスもセットである。WiMAXと公衆無線LANを両方申し込むつもりだったのなら、お得なコースだ。
●Yahoo!無線LANスポット=月210円または525円
やはりBBモバイルポイントを安価で利用できるサービス。ヤフーオークションの参加に必要な「Yahoo!プレミアム」会員(月額346円)であれば210円のプラス、単体で申し込む場合は525円で加入できる。このほか、Yahoo!BBのユーザーも月額304円で申し込みが可能だ。
セットで利用しないと少々高め
NTT系の公衆無線LANサービス
一方のNTT系については普通に加入すると月額1500円、1日利用で500円程度かかり、正直やや高め。ただしドコモやウィルコムのデータ通信カード利用者であれば、セットでの割引サービスも用意されている。
●ドコモのケータイ+Mzone=月840円
NTTドコモが運営する「Mzone」は、一般ユーザーが利用する場合は月1575円。しかし、FOMA端末を持っていれば月840円で利用できる。FOMAの契約はデータ通信カードではなく、音声端末でも可能である。
●ドコモのデータカード+mopera U=月315円
ドコモの「定額データプラン」を利用して、さらにプロバイダとしてmopera Uを選択すれば、そのオプションとしてMzoneと同等の公衆無線LANサービスを利用できる。
具体的な料金は定額データプラン向けの「U定額HIGH-SPEEDプラン」が月840円、そこに追加できる「公衆無線LAN」がプラス315円である。
●ウィルコム+HOTSPOT=月735円
ウィルコムのデータカードや「WILLCOM 03」などを使っていて、データ通信向け料金コースを契約している場合、HOTSPOTの料金が安くなる。
これは「ウィルコム無線LANオプション」として提供されているもので、「新つなぎ放題」の利用者であれば月700円で追加可能。音声通話系の新ウィルコム定額プランの場合も、「新通話パック」(プラス1050円で2100円分の無料通話が利用できる)に入っていれば、同じく月700円で利用できる。
このほかにも、HOTSPOTとBBモバイルポイントは業務提携を行なっており、HOTSPOTユーザーは追加料金(月額819円もしくは日額315円)を支払うことでBBモバイルポイントを利用できる。
この連載の記事
-
第5回
スマホ
無線データ通信のわからないことを総ざらえ -
第4回
スマホ
自宅回線はもう不要 無線データ通信ですべてをこなす -
第2回
スマホ
ネットブックとのセットは得か損か? 料金を徹底検証 -
第1回
スマホ
速度は? 価格は? 各社の無線データサービスをチェック -
スマホ
本当に使える無線データ通信はこれだ! - この連載の一覧へ