このページの本文へ

HP-UXの集中管理が可能に

ソフォス、Mac OS XとUNIX版ウイルス対策の新バージョン

2009年06月29日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 ソフォスは6月26日、ウイルス対策製品「Sophos Anti-Virus for Mac OS X」と「Sophos Anti-Virus for UNIX」の最新バージョンをリリースした。本製品は、NAC(Network Access Control)やデータ暗号化などの技術も搭載する企業向けセキュリティソリューション「Sophos Endpoint Security and Data Protection」に含まれる製品として販売される。

 Sophos Anti-Virusは、プログラムの実行前に疑わしいふるまいを分析し新種のマルウェアを検知する「Behavioral Genotype Protection」、実行中のプログラムであっても疑わしければ実行を中断する「ランタイムHIPS」などを搭載。これらの機能により、既知のウイルスだけでなく、亜種や新種のウイルスによるゼロデイアタックへの対策が行なえる製品だ。

Sophos Endpoint Security and Data Protectionを集中管理するSophos Enterprise Console

 新バージョンであるSophos Anti-Virus for Mac OS X version 7の特徴は、スキャン時間の短縮とユーザーの操作性の向上。マルチコアに対応するようコードを改良することでCPUの使用が最適化され、オンデマンドでのスキャン時間が短縮された。また、アップルが提唱する「Apple Human interface Guidelines」に準拠することで、Mac OSと同様の操作画面となり、ユーザーはより直感的な操作が可能となったという。

 一方UNIX版では、管理機能が強化された。これまで、HP-UXを使用したコンピュータにSophosAnti-Virusを導入した場合、集中管理が行なえず単独管理が必要だった。今回、集中管理ツール「Sophos Enterprise Console」の管理対象にHP-UX(Itanium2版)が追加された。これにより、WindowsやMac OS X、Linuxなどと併せて、HP-UXも一括管理が可能となった

 Sophos Anti-Virusが含まれるSophos Endpoint Security and Data Protectionの参考価格は、100ユーザー時で1ユーザーあたり年間6240円(税別)となる。

■関連サイト

カテゴリートップへ