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行っとけ! Ubuntu道場! 第1回

~師範! Ubuntuって何ですか?【前編】~

2009年07月02日 16時00分更新

文● hito(Ubuntu Japanese Team)

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マーク・シャトルワースって誰?

小林:「Ubuntu」がOSの一種である、という紹介はこれぐらいにしましょうか。

やまね:まぁ、実際に触ってもらわないとダメだし。Debianも触ってねー。

小林:Ubuntuを騙る上で欠かせない、マーク・シャトルワースさんについてはどうでしょう? と、読者からのおたよりが来ています。

ミズノ:……また変換ミスってますよ?

小林:うう。さっきから変換が微妙なんです……。

あわしろいくや:そこでこっちを見ないでください。変換ミスはAnthyのせいじゃありません。

ミズノ:おたより? 差出人のところ、「編集S」って書いてあるように見えますが……。

やまね:消されたくなければ、それ以上は黙っていた方が……。

ミズノ:触れないでおきます。マーク・シャトルワースっていうのはですね。――民間人で二番目に、生身で大気圏突入した人です。

hito:生身ぃっ!?

ミズノ:一人目は、江田島○八です。すごいですねー。塾長の次ですよ。

やまね:……違うような気がする。

ミズノ:そのときの影響でアフロになりました。映画にもなりましたよ。アフロ13って。

あわしろいくや:ザクでも大気圏突入できないのにー。っていうか、アドリブで飛ばしてるギャグのディテールが妙に細かいんですが……。

ミズノ:修行の成果です。

ちなみに2002年のマーク・シャトルワース氏の宇宙旅行については「First African in Space」(http://www.africaninspace.com/)というサイトが詳しい。ギャラリーも充実

小林:生身は嘘ですが、民間人で二番目に宇宙に行った人、というのは事実です。たぶん、大気圏突入も二番目なんじゃないでしょうか。

あわしろいくや:それでUbuntu関連のプロジェクト名には、「Launchpad」(シャトル発射台)とか「Soyuz」(ロシアの誇る宇宙船)みたいな名前が付いています。他の由来があるのかもしれませんけど。

やまね:マークたんはおおがねもちです。タックスヘイブンなマン島に会社登録している、謎の南アフリカン。

hito:で、その人の野望が、「みんなが自由に使えるOSを作ろう!」というもので、それがUbuntuである、と。

小林:マークさんは現在もUbuntuプロジェクトの最高意志決定を担っています。

やまね:で、Canonicalの社員はマークたんの命令で、お仕事としてUbuntuを作っている、と。

あわしろいくや:Ubuntuを作るだけじゃなくて、Launchpadの開発・運用もしてますし、OEM版Ubuntuの提供とかカスタマイズもしてますな。

ミズノ:OEM版? Windowsみたいな?

hito:デルとかHPとかToshibaとかのNetbookにはUbuntuプリインストールモデルがあるんです。Windowsでも、パッケージ版と違ってドライバがあらかじめ入ってたり、メーカーロゴや専用の壁紙が設定されてたり、初期設定がちょっと違ってたりしますよね? あれのUbuntu版だと思ってください。

あわしろいくや:「東芝」じゃなく、「Toshiba」なのがミソですな。海外モデル限定。

小林:日本では、デルのプリインストールモデルであれば買うことができますね。

ミズノ:北米HPのは「Ubuntu」じゃなく、MIEとか言うんだっけ?

hito:です。見た目が標準のUbuntuとはずいぶん違っていますが、『HP MIE』もUbuntuの改変版です。

編集S:MIEについては「続・Netbookにこそ、Ubuntuを入れろ」って記事も見てくださいねー。

(次ページへ続く)

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