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FOMA網を用いて全国で利用可能

【最速テスト】WILLCOM CORE 3Gはアレより魅力的!?

2009年06月24日 21時04分更新

文● ASCII.jp編集部

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ウィルコムのもう1つの目玉
WILLCOM CORE 3G

WILLCOM CORE 3G

 実測10Mbpsを超える「WILLCOM CORE XGP」の試験サービスを開始し(関連記事)、注目を集めているウィルコム。しかし今年10月を予定している正式サービスの開始以降も、実際にそのスピードを体験できるのは、当面は都市圏のユーザーが中心となる。その点、全国で使える定額データ通信サービスとして「WILLCOM CORE 3G」に、より魅力を感じている人も少なくないだろう。

 6月26日から個人向けサービスがスタートする「WILLCOM CORE 3G」だが、それに先駆けて一足先にテストする機会を得たのでリポートする。

サービスエリアの広さはドコモ譲り

 「WILLCOM CORE 3G」はすでに報道したとおり(関連記事)、ドコモのFOMA網を用いたMVNOによるサービスである。FOMA網だけあって、そのエリアの広さは競合サービスと比べて圧倒的。地方、特に県庁所在地以外のエリアでは大きな差が付く。また山間部を中心に用いられているFOMAプラスエリアにも対応。「基本的にFOMAと同等」(同社広報)とのことである。

FOMA網を用いるがゆえの最大のメリットがサービスエリア。画面は鳥取市周辺を例にしている。左の赤い部分がFOMAハイスピードエリア。右のイー・モバイルとは現状当たり前のことではあるのだが、明白な差がある

編集部でのテストでは3~4Mbps

 今回テスト用に借用した「HX003ZT」(ZTE製)はUSB接続の端末で、スペック上の最高通信速度は下り7.2Mbps/上り384kbps。西新宿の編集部でテストした結果は、下りで3~4Mbps程度の速度を叩き出した。

今回テストに用いた中国ZTE(中興通訊)製端末「HX003ZT」。最高速度は下り7.2Mbps/上り384kbps。ドコモでスタートした上り5.7Mbpsのサービスには対応していない

HX003ZT

HX003ZTのユーティリティ画面。ユーティリティはゼロインストールに対応しており、端末をPCに差すだけで自動的にインストーラーが起動する

 ドコモのデータ通信サービスはユーザー増加とともに、最近都心部を中心に速度が低下している状況を聞く機会もあるため、編集部周辺の条件が良好だったとも考えられる。ただ今回のテストに限って言うと、動画共有サービスなどの利用も大変快適で、速度的にはこれで十分、という感想を持った。

テスト結果

編集部における「Radish Network Speed Testing」でのテスト結果。電波環境が良かったのか、4Mbpsとかなり優れたスループットが確認できた

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