MS、Azure用クラウドアプリケーションのコンテスト「new CloudApp()」を開催
Azureアプリを開発してTech・Edへ行こう
2009年06月26日 09時00分更新
マイクロソフトは、同社のクラウドサービス「Azure Services Platform」上のアプリケーション/サービスの開発コンテスト「new CloudApp()」を開催している。応募期間は、日本時間の7月10日(金)の午前1時までで、全世界からの一般投票などによりアワード(賞)が選出される。
new CloudApp()はワールドワイドで展開されているイベントで、参加資格者は18歳以上のIT開発に関わる人(学生も可)。開発言語は.NET Frameworkに対応するC#やC++などの言語またはPHPで、未発表であればアプリケーション/サービスのジャンルに制限は特にない。開発ツールには、
- Visual Studio 2008 Professional Edition
- Visual Web Developer Express Edition
- Azure Services Platform各サービスのSoftware Development Kit
が利用できる。なお、コンテストのカテゴリは、
- International
- US - .NET Applications(米国在住者向け)
- US - PHP Applications(米国在住者向け)
に分かれており、日本在住者は「International」カテゴリでの応募となる。
このInternationalカテゴリには、アワードとして「International Community Winner」が用意されている。これは7月10日~19日に公式サイトでの一般投票によって決定されるもので、VISAのギフトカード2500米ドル分の賞金と米マイクロソフト主催イベントでのプロモーションの特典が授与される。
加えて、日本からの応募者を対象に「Japan Community Winner」と「Japan Award Grand Prize(一般の部、学生の部)」も行なわれる。Japan Community Winnerは、International Community Winnerと同様に全世界からの一般投票により決定され、Japan Award Grand Prizeは日本のマイクロソフトの審査により選出される。
Japan Award Grand Prizeの審査基準は、「発想のユニークさ」、すでにあるWebサービスを上手く活用しているかといった「既存資産の活用」、そして使いやすさといった「ユーザビリティ、ユーザーエクスペリエンス」の3点となる。審査結果は8月上旬(予定)に公表され、加えて8月26日からパシフィコ横浜で開催される「Microsoft Tech・Ed Japan 2009」の会場で表彰を行なう。
コンテストへの応募は、new CloudApp()の公式サイトの「Registration and Contest Submission」から行なう。氏名やメールアドレスに加え、「URL to view application or service」欄に開発したWebアプリケーション/サービスを参照できるURLを登録すればよい。なお、応募は個人単位で、1人あたり1つに限られる。
本コンテストの日本の担当者の話によると、.NETでの開発経験があればAzureのアプリケーション/サービス開発はそれほど敷居は高くないということだ。.NETの開発者やクラウドコンピューティングに興味のある開発者は、この機会にチャレンジしてみてはどうだろうか。