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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第107回

無警戒にもほどがある! お寺でくつろぐ猫たち

2009年06月25日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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おなかの子供の父親を発見!?

 ふと周りを見渡すと、妙に毛並のいい、きれいでかっこいい猫を2匹発見。

岩の上にひょっこり現れた猫。こっちを見て舌をペロリ。そのあとそそくさと隠れてしまった(2009年4月 ニコン D90)

桜の上にすっくと立つ紳士っぽい猫。顔が小さくてカッコいい。首元に赤いものが見えているが、これは真新しい傷跡。喧嘩でもしたのかちょっと痛々しい(2009年4月 ニコン D90)

 模様が似てるので兄弟かもしれない。残念ながら彼らは警戒心が強くて近寄らせてくれなかったので、遠くから望遠で撮るしかなかったのだけど、もしかしてどちらかが父親かな、と思うとどきどきする。1匹目は若そうだから、父親だとするともう1匹の方かもしれない。

 もちろん、顔を出してくれなかった他の猫かもしれない。

 ちょうど桜の季節でもあり、桜の絨毯の上にすっくと立つ凛々しい猫って写真が撮れたので満足。

 ひととおり猫写真を撮り、お寺の散策もし、案内板などで歴史を堪能してお寺を出ようと思うと、さっきの妊娠してた猫がちょこんと座って見送ってくれている(冒頭写真)。

 それどころか、お寺から出たらついてきた。撫でてもらったのがよほど嬉しかったらしい。

門の前まで出てきたものの、このあたりが限界っぽい。ちょこんと座ってしまった(2009年4月 ニコン D90)

門の前まで出てきたものの、このあたりが限界っぽい。ちょこんと座ってしまった(2009年4月 ニコン D90)

 でも猫は縄張りがしっかりした動物なので、門から数メートル出ると、そこより先には決して行かないのである。

 そして、諦めたのかその場で毛繕いをはじめたのであった。

お寺と桜と猫(2009年4月 ニコン D90)

お寺と桜と猫(2009年4月 ニコン D90)

 そういえば、生まれた(はずの)猫はどうなったんだろう。その後、訪れてないのでわからない。気になるので、またヒマを見つけたら行ってみようかと思ってる。



筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走り回りながら面白いものを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』(MdN)、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)。密かにネコ動画ポッドキャストも更新中。



*次回は 7月2日掲載予定

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