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アキバの顔・古炉奈、2度目の決断――業態変更の真相を追う

2009年06月13日 12時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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「古炉奈の内装はほとんど変えません」

 「アニメやゲーム」と言われると、新店舗の様相はいわゆるメイド喫茶のような萌え系飲食店になるのではないかという考えが頭をよぎる。だが、古炉奈の計画を聞いてみると「あくまで今の古炉奈を活かす」というものだった。

 「現在の内装はほとんど変えません。変わるのはキッチン部分だけです。厨房設備をより充実させ、料理のメニューを増やします。とにかくこだわりたいのは料理なんです。しっかりした、本格的な料理の提供をしていきたいと思っているんですね。コーヒーも『元祖・古炉奈コーヒー』のような形で継続していきます」と担当者は語る。

現在のコーヒーは「元祖・古炉奈コーヒー」として残る予定という

 夜はアルコールも扱い、雰囲気ある「酒場」にする計画もあるという。大きなジョッキ同士がぶつかり合い、テーブルには食べ物があふれるような、ワイワイと喧騒あふれるパブがイメージだとか。店内には雰囲気を作るための照明器具も新たに入れる予定だ。

現在はたらいている店員は総入れ替えとなる

 それでは現在と最も異なる点は何かと訊くと、それは「店員」だという。店主を含め、ほとんどの店員が総入れ替えとなる。

 「店員さんにはコスプレをしてもらおうと思っています。いわゆる『萌え系』とはイメージが異なる『カワイイ・カッコイイ』系の衣装を想定しています。アニメやゲームにイメージを限定せず、この店の空気を活かしたものにしたいんですよね」

 古炉奈のイメージを生かすため、客層はいわゆる「アキバ系オタク」に限定させたくない。一般のビジネスマンや学生たち、女性客にも訪れてもらえるような「今まで秋葉原になかった店を出したい」という。

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