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エコなスポコン! 新型アクセラ登場!

2009年06月12日 20時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部

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ついに2代目になったアクセラ

 マツダは11日、2003年に登場した「アクセラ」の新型を発表した。初代誕生以来、何度かマイナーチェンジは行なわれていたが、フルモデルチェンジは今回が初めて。アクセラはスポーツコンパクトとして発売され、今では同社の年間総販売台数の1/3以上を占めるほどの大ヒットとなったモデルだ。今回もセダンとハッチバックが用意される。

 従来から好評だったスポーティーな走りとスマートなスタイリングは継承され、マツダ独自のアイドリングストップ機構「i-stop」を2.0L 2WD車に標準搭載し、16.4km/Lの燃費を実現、以前のモデルと比べて15%も改善された。

ハッチバック(左)とセダン(右)。リアまわりがかなり違う

 新型アクセラが「エコ・スポーツ」をコンセプトに掲げる所以は、軽量化され剛性を増したボディーや空力特性の改善、ハンドリング性能もあるが、なんといっても前述した「i-stop」が大きい。停車中にエンジンをストップさせるのは、プリウスなどのハイブリッドカーでも採用されている技術だ。ハイブリッドカーの場合はモーターを使ってクランクを回してエンジンを再始動させるのに対し、このi-stopは、ピストンを燃焼に最適な定位置に止めておき、アクセルを踏み込むと同時に燃料に着火、スムーズにエンジンを再始動させるシステムだ(スターターモーターのアシストはある)。ちなみに、エンジンの再始動まで0.35秒で、燃費向上にも貢献していることは言うまでもない。マツダのウェブサイトでは動画付きでi-stopの仕組みを見ることができる。

 マツダによると、クルマが市街地を走るとき、47%が止まった状態だという。特にストップ&ゴーが多い、東京を始めとする大都市では渋滞などもあり、燃費が悪くなりがちだ。ガソリンも一時の高騰期よりは値下がったものの、安定期に比べたらまだまだ高いし、値下がる気配もない。だからこそ無駄なガソリンの消費を抑えるi-stopがキク、というワケだ。

走行中はこのように自分のエコ度が表示される。ゲーム感覚でエコ走行が楽しめるのだ

 新型アクセラのモデルラインナップは下記の通り。スポーツカー低迷、AT主流のこのご時世に「6速MT+ターボ」のグレードを用意するあたりが、RX-7(ロータリー)やロードスターといった世界に誇るスポーツカーを生み出したマツダらしい。また、エコカー減税(買い換え優遇税制)の対象になっていることも購入のポイントになるだろう。

ボディータイプ モデル 駆動形式 エンジン 変速機 価格 減税レベル
セダン(4ドア)15CFF(2WD)1.5L DOHCCVT166万円50%軽減
セダン(4ドア)20CFF(2WD)2.0L DOHC DISI(i-stop)5EC-AT189万円75%軽減
セダン(4ドア)20EFF(2WD)2.0L DOHC DISI(i-stop)5EC-AT205万円75%軽減
セダン(4ドア)20E(4WD)4WD2.0L DOHC4EC-AT210万円---
ハッチバック(5ドア)15CFF(2WD)1.5L DOHCCVT166万円50%軽減
ハッチバック(5ドア)20CFF(2WD)2.0L DOHC DISI(i-stop)5EC-AT189万円75%軽減
ハッチバック(5ドア)20SFF(2WD)2.0L DOHC DISI(i-stop)5EC-AT214万円75%軽減
ハッチバック(5ドア)20E(4WD)4WD2.0L DOHC4EC-AT210万円---
ハッチバック(5ドア)マツダスピード アクセラFF(2WD)2.3L DOHC DISI ターボ6MT267万8000円---

フロントマスクは最近のマツダ車のデザインと同じく、笑っているような感じ

トランクルームがないとイヤだという人にはセダンも用意

これは標準グレード。ステアリングにはスイッチがたくさんついていて、指先でオーディオやエアコンを操作できるので便利。でも社外品に交換できない……

これは6MT+ターボの「マツダスピード アクセラ」。ABCペダルとシフトレバーがあるだけで、かなりスポーティーな雰囲気になる

フロントシート。かなりホールド感がありそうなシートだ。座り心地良さそう

リアシートはあまり凹凸がないデザイン。肘掛けをしまえるので、横に広く使えそう

マツダスピード アクセラのインパネ。ターボ車なので中心にブーストメーターが付いているのが、他のモデルとの大きな違いだ

こちらは標準グレードのステアリング。よく見るとわかるが、パドルシフトが付いている。ATでもスポーツモードで運転できる

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