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「花」は1日4万円!「AdWords御見積計算ツール」

2009年06月11日 08時00分更新

文●小泉貴幸/通販旬報社

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「グーグル・アドワーズ」の見積もり計算を自分でできる


 自社サイトへの集客にリスティング広告を使うと決まったら、キーワードの選定と合わせて予算配分の調整が必要だ。せっかく欲しいキーワードが見つかっても、予算オーバーでは取りに行けない。どれぐらいの予算を配分すればリスティング広告が打てるのか、まずは大まかな金額を把握したい。「Google Adwords(アドワーズ) 御見積計算ツール」は、そんなときに便利なグーグルの見積りツールだ。

Google AdWrods

概算見積りを取りたいキーワードを入力する

 御見積計算ツールを使うと、出稿したいキーワードごとにトラフィックを見積もれる。見積もり金額は、Google検索とグーグルが提携する検索パートナー(ポータルサイトなど)全体の実績に基づく概算だが、過去に出稿実績のあるGoogle AdWordsのアカウントでログインしていればより正確な見積もりが表示される。

 利用方法は簡単だ。テキストフォームに1キーワードずつ改行して入力し、通貨の単位やターゲットとする地域を選択する。1単語だけなら他のツールでも見積もりが出せるが、複数のキーワードのリストを持っているならこのツールが一番手っ取り早い。さらに通常は部分一致で見積もり算出するが、完全一致や除外キーワードなどの指定もできる。

Google AdWrods

検索ボリュームやクリック単価、1日あたりの費用などが一覧で表示される。今回入力したキーワードのうち、「花」は1日2万4000円~4万6000円の費用と出た

 見積もり結果は、「検索ボリューム」「平均クリック単価の見積もり」「広告の予測掲載順位」「1日あたりの予測クリック数」「1日の予測費用」の5項目が表示される。検索ボリュームで重要なキーワードを見定めながら、1日あたりの予測クリック数と1日の予測費用を確認しよう。上限クリック単価と1日の上限も設定できるので、広告予算や配分に応じて調整してみるといい。

 初めてリスティング広告を利用する場合でも、とりあえず一度テスト的に広告を出せばキーワードごとの見当はつくし、継続して利用するなら、季節による変動なども把握できるようになる。ただ、あらかじめ決まった予算に対してある程度正確な見積もりが欲しい場合や、初めて出稿する際に不安な場合は、Google AdWords御見積計算ツールを試してみるといいだろう。

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