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東芝dynabook UXにみる、Netbookの上質

2009年06月24日 10時00分更新

文● 石井英男

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ブラックモデルはここが変わった!

 dynabook UXは4月24日に発売が開始されたが、そのときのボディカラーは、スノーホワイトとサテンブラウンの2色であった。今回、夏モデルとして新色のコスミックブラックが追加され、合計3色から選べるようになった。ブラックはホワイトと並び、ノートPCでは人気のカラーであり、登場が期待されていた新色である。

コスミックブラック 製品ラインナップ
モデル Office Personal 2007 バッテリー駆動時間 外形寸法(幅×奥行き×高さ) 軽さ
UX/25JBL

約10時間約263×211.5×25.4~30.8mm約1.33kg
UX/24JBL

約4時間約263×192.3×25.4~30.8mm約1.18kg
UX/23JBL

約4時間約263×192.3×25.4~30.8mm約1.18kg

※駆動時間はJEITA測定法Ver1.0による値

 コスミックブラックのデザイン面に関しては前述したが、他の2色にはない、大容量バッテリーパックが標準で搭載されるモデルを選べるようになった点もトピックスだ。標準バッテリーパック搭載モデルの駆動時間は約4時間だが、大容量バッテリーパック搭載モデルはなんと約10時間もの長時間駆動が可能になる。外出先でAC電源がない、もしくは1日中持ち歩く場合などは、かなり心強いだろう。

左がサテンブラウン、右が新色のコスミックブラック。サテンブラウンはつや消しのモールド天板だが、コスミックブラックは光沢天板となっているコスミックブラックでは、大容量バッテリー付属モデルも用意されている。駆動時間は約10時間と標準バッテリー搭載モデルを大幅に上回る

 コスミックブラックモデルも、基本スペックは4月に登場したdynabook UXと同じだ。液晶ディスプレーは、10.1型ワイドClear SuperView液晶(1024×600ドット)で、いわゆる光沢タイプの液晶であり、表示は明るく色鮮やかである。液晶バックライトにはLEDが使用されており、薄型化や軽量化、低消費電力化を実現している。他社のNetbookでは、1024×576ドット液晶を搭載した製品が増えてきているが、dynabook UXは、使いやすさを重視して1024×600ドット液晶を搭載していることも評価できる。わずか24ドットの差とはいえ、ワイド液晶では縦方向の解像度が不足しがちなので、デスクトップをフルに使って作業するとその差が顕著に出るだろう。

10.1型ワイドClear SuperView液晶を搭載。光沢タイプの液晶で、色鮮やかで美しい表示が可能

 コスミックブラックモデルの登場により、dynabook UXのラインナップがより充実し、ユーザーの好みやスタイルにあわせた選択が可能になったといえる。

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