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ここがスゴいぞっ! iLife ’09 第7回

楽器って楽しい!! GarageBandでレッスンしてみた

2009年06月06日 16時00分更新

文● 内山秀樹

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三十路の手習い、はじめの一歩を踏み出そう!

 機材のセットアップが完了したら、早速、GarageBandでレッスンだ! GarageBand '09のレッスンには、「基本レッスン」と洋楽の有名アーティストによるレクチャーが受けられる「アーティストレッスン」がある。初めてピアノを弾いてみるなら、まずは無料の基本レッスンから始めよう。

 GarageBandを起動すると「新規プロジェクト」の種類を選択できるダイアログが表示される(初回起動時は、チュートリアルが表示されるので閉じる)。まずは、そのダイアログの中から、「演奏方法を学ぶ」を選んで「Piano Lesson 1」をダブルクリックしよう。すると、フルスクリーンに画面表示が切り替わって自動的にレッスンが始まる。

 レッスン開始時に「キーボード楽器が接続されていない」というアラートが表示される場合は、GarageBandがMIDIキーボードを正しく認識してない可能性がある。もう一度、機材の接続やソフトの各種設定項目などを見直してみるといい。

GarageBandを起動し、「演奏を学ぶ」から、自分の希望するレッスンを選択する。最初は、「Piano Lesson 1」「Guitar Lesson 1」しか表示されていない。追加レッスンは、レッスンストアから自分でダウンロードする必要がある

 レッスンは、専門のインストラクター(日本語吹き替え)によるビデオが主で、その解説に合わせて画面下に鍵盤(ギターの場合はフレット)が表示される。画面の指示に従いながら、MIDIキーボードを演奏していくといった感じだ。

 基本レッスンは全部で9回用意されており、がんばって練習すれば、完璧とは言わないまでも楽器の基礎が身に付く。そして簡単なフレーズを1曲通して演奏できるようになっている。

 気になったり上手く理解できなかった部分は、画面下部に表示されているチャプターバーをクリックしてシーンを戻せばいい。好きな場面を指定して、何度でも納得のいくまで繰り返し練習できるのは、まさにパソコンを使ったレッスンならではと言えるだろう。

 さらに、各レッスンは、自分の演奏を録音できるようになっている。あとから自分の演奏を聴いたり、レッスン画面右下の「GarageBnadで開く」ボタンで練習曲のデータを視覚的に確認することも可能だ。

Macでレッスンしている様子。目の前の画面を見ながら、演奏を反復して練習できなかなか楽しい。日本語吹き替えの絶妙な音声も、実はちょっと面白かったりする

「KeyStudio 49i」に内蔵されたピアノ音源のボリュームは、本体の「Piano Vol」で調節できる。MIDIキーボードを通して、GarageBand内蔵のソフト音源を演奏する場合には、ボリュームを絞っておくこと

 実際に「Piano Lesson 1」を体験してみた感想は、本当にピアノに触ったことがない初心者が対象になっているということ。鍵盤の白と黒の位置や順番、ピアノを弾く時の姿勢、ドレミファソラシドなどの音階、コードとは?といった、ちょっとピアノをかじったことのある人には退屈なイントロダクション的内容だ。

 何事も基本が大事ということで、初心に戻ってレッスンというのも、個人的にはとても楽しめた。ただ、前述した基礎が分かる人ならレッスンストアから「Piano Lesson 2」を無料でダウンロードして、こちらで練習を始めるといいだろう。

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