Excel VBAを使って
マクロの“指令文”を作る
プログラムによって動く、一連の動作がマクロです。その動作の指令を書くための言語がVBA(Visual Basicfor Applications)になります。マクロのなかみ(VBAで書かれたプログラムコード)は、通常、Excel画面からは直接見られません。「VBエディタ」と呼ばれる特別なツールを使えば見られます。ここでは、前ページのマクロが、VBAでどのように記されているのかを見てみます。
マクロのなかみを見てみよう
VBエディタというマクロが書かれている指令文を見てみる。(1) メニューバーの[ツール]→[マクロ]→[マクロ]をクリックする。
「マクロ」画面が開くので、(2)[クリア]を選択し、(3)[編集]をクリック。[クリア]というのは、右ページにあるマクロの名前だ。
「VBエディタ画面の各行」と対応する「指令の内容」
- ’Sub クリア()
- ’クリアMacro
- ’入力領域をクリアするマクロ
- ’
- G2セルを選択
- データを削除する
- C5セル~E14セルを選択
- データを削除する
- G5セル~G14セルを選択
- データを削除する
- End Sub
まず、Excelのシートを開き、メニューバーの[ツール]から「マクロ」画面を開きます。その画面で[編集]ボタンをクリックします。現われた画面が「VBエディタ」です。ここに書かれているのが「クリア」というマクロのなかのプログラムコード(具体的な指示内容)です。
コードの「Sub」~「End Sub」までがひとつのマクロになります。ひとつのExcelブックには、いくつでもマクロを作ることができます。「Sub」~「End Sub」でくくられたそれぞれの指令文には、どの作業をどういう手順で行なうかということが記されています。ひとつひとつのコードに意味があり、内容が少しでも違えば指示も変わります。
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