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個人でも購入可能なau初のスマートフォン

満を持して登場したE30HTの魅力とは?

2009年06月02日 16時00分更新

文● ヤシマノブユキ

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ドコモとソフトバンクの同系モデルとは
微妙に異なっているスペック

 Touch Proベースの端末は、すでにドコモ(HT-01A)とソフトバンク(X05HT)からも発売されている。「どれも同じでしょ?」などと言わず、こちらの一覧表をご覧いただきたい。実は機能が微妙に異なるのだ。

他社の「Touch Pro」とのスペック比較

製品名 E30HT HT-01A X05HT
キャリア au NTTドコモ ソフトバンク
サイズ(W/D/H)/重量 52×18×106mm
約154g
52×20×103mm
約172g
51×18.05×102mm
約165g
GSM対応 ×
下り最大速度 3.1Mbps 7.2Mbps 3.6Mbps
上り最大速度 1.8Mbps 384kbps 384kbps
WALKINGHOTSPOT
CPU Qualcomm MSM7500 (400MHz) Qualcomm MSM7201A (528MHz) Qualcomm MSM7201A (528MHz)
タッチUI HTCホーム TouchFLO 3D TouchFLO 3D
YouTube
FMラジオ
カメラ 320万画素
ケータイメール △(Cメールの受信のみ) S!メール
メールの絵文字
TV電話

 E30HTの最大の優位点は「WALKINGHOTSPOT」にある。WALKINGHOTSPOTはE30HTのインターネット接続機能を無線LANで接続する複数のクライアントで共有するものだ。

 インターネット共有はイー・モバイルのTouch Diamondなどにも搭載されているが、「WMWiFiRouter」という有償アプリを別途購入し、インストールする必要がある。E30HTであればプリインストールされているので非常に手軽ということになる。

 前掲の一覧表からも分かるように、CPUの動作周波数で競合機種に劣るE30HTだが、日常的な使い方では、このあたりの数値の差はさほど気にする必要はないだろう。実際にメインのケータイとしてしばらく使ってみたが、モッサリ感などに悩まされることは一度もなかった。

 なお、E30HTのメインターゲットは法人なので、競合機種に搭載されているYouTubeやFMラジオといったAV機能が省かれている点はやむを得ないだろう。

 ただ、ハードウェア的にGSMに対応していないため、auの国際ローミングである「グローバルパスポート」はCDMAのみに限られるのはビジネス用途としてはやや残念なポイント。その他のスペックはほぼ共通なので、購入の際の参考にしてほしい。

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