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ユーザーエクスペリエンスを向上する次世代検索サービス

MSの対Google秘密兵器「Bing.com」は6月3日公開

2009年05月29日 22時01分更新

文● 企画報道編集部

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 検索サービス「Live Search」では、GoogleやYahoo!の後塵を拝する米マイクロソフトが、ついに隠し球を披露した。次世代検索サービス「Bing」(ビング)を米国時間6月3日に正式版として公開する。

「Bing.com」の画面

5月29日現在の「Bing.com」の画面

 Bing.comは29日現在、「Coming Soon」とロゴのみが表示され、ロゴをクリックするとユーザーエクスペリエンス(ユーザー体験)を向上させるというコンセプトを具象化した動画が表示されるのみだ。

 同日発表されたリリースによると、Bing.comの特徴は以下の通り。なお、米国以外ではβ版として一部機能を制限した形で同日公開される予定だ。


意図した検索結果を見つけ出すための機能

Best Match(ベスト マッチ)
最適な検索結果を抽出すると、「ベストマッチ」として目立つように表示する
Deep Links(ディープ リンク)
特定サイトについては、そこで提供されている情報の詳細を表示する
Quick Preview(クイック プレビュー)
検索結果のURLに拡大表示する小ウィンドウがリンクされており、マウスカーソルを重ねるとそのページのイメージが確認できる。いちいちリンクをクリックして当該サイトに移動しなくても、サイトの内容が分かる
Instant Answers(インスタント アンサー)
検索結果のページ内に検索ワードに関連した情報を人気順で表示する機能。いちいちクリックして中身を見る前に、ほかのユーザーの評判が高いサイトを見つけられる

検索結果を整理して表示する機能

Explore Pane(エクスプロール ペイン)
検索結果ページの左側に、動的に変化するナビゲーションおよび検索ツールを表示する
Web Groups(ウェブ グループ)
エクスプロール ペインと検索結果のペインの双方で、検索結果をグループ化して表示する
Related Search/Quick Tabs(リレーテッド サーチ/クイックタブ)
検索結果をカテゴリーごとに分けて目次で表示する

「目的・行動のための検索」を便利にする機能

Sentiment Extraction(センチメント エクストラクション)
Bingで検索してオンライン ショッピングを検討しているユーザーに、購入検討の指針となるような評価やレビュー記事を選出したり、詳細情報にアクセスしやすくする
Rate Key(レート キー)
Bing Travel(旅行情報専門の検索サービス)でホテルを検索すると、ホテルの場所や料金、設備などを比較し、最良のホテルのリンクがひと目で分かる“キー”(鍵)が表示される
Price Predictor(プライス プレディクター)
旅行や出張の際に、最も価格の安い航空チケットがいつ買えるかを示す

上記のうちがついた機能は、当面米国版のみで提供


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