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痛車でラリー! メロンブックスランサーの挑戦! 第4回

エンジントラブルのメロンランサー、7位でフィニッシュ!【動画あり】

2009年05月30日 20時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部

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第2ヒートでまさかのEgトラブル!

 お昼のステージイベントではある意味でレースクイーンより目立っていたメロンちゃんも応援席に加わり、浜選手のスタートを見守る。第1ヒートよりも良い感じでスタートダッシュを決め、ストレートから消えたメロン号。……様子がおかしい。メロン号が戻ってこないのである。「まさか」「もしや」観客がざわめく。すると実況より「メロン号、エンジントラブルでリタイヤ!」との放送が入った。牽引車に連れられて戻ってきたメロン号。浜選手は当初「エンジンブローかも」と話していたが、ジャンピングスポットで着地した瞬間にECUのカプラーが抜けてしまっていたことが後から判明した。不幸中の幸いだったのは、次戦の北海道ラリーを迎えるにあたって、クルマもエンジンも壊さなかったことだろう。

開幕ダッシュを決めて、観客の前を疾走していったメロン号だったが

なんとこんなになりながら帰ってきた。目立つクルマなだけに、かなり注目を浴びてしまった

 結果だが、第1ヒートのタイムから順位が決定し、0.23秒差で7位だった。6位までは表彰台に乗れたので、非常に残念である。だが、これもレースだ。次戦からのラリーに期待したい。なお、この第2ヒートの車載動画もあるので、ご覧アレ。マシンがストップしたあと、浜選手が取った行動とは!?

 最後に浜選手と中村選手に話を聞いた。

リタイヤ後、メロンちゃんに慰められる浜選手

浜選手「前半は結構良い調子で楽しんで走れたんですけど、第2ヒートにやられましたね。雨が降ってくるなんて。まあ雨はまだしも、着地してエンジン止まっちゃいましたからねえ。ハーネスがきっちりハマってなかったのかな? 地元だったし勝ちたかったですけど、こうなってしまった以上、気持ちを切り替えてラリーで頑張ります。ラリーは完全に初心者なので、まずはコ・ドライバーとの走りに慣れないとダメですね。あと、僕がアニメファンなのかってことですが、実はゲームからこの世界に入りました(笑)。失恋したときに『ときめきメモリアル』をプレイしたら、心の穴にすっぽりと入ってしまい、そのままアニメにシフトして今ではこんなです(笑)。まさかメロンブックスさんの支援でモータースポーツができるとは思いませんでしたが、看板を背負ったということはそれだけ目立つし責任も出てきますので、これからも全力で戦って行きます。応援よろしくお願いします!」

もう次の戦いは始まっている! 今回の悔しさをバネにメロン号は走る走る

中村選手「次戦からいよいよラリーにチェンジですが、正直なところ、まだ浜選手はラリーの走り方に慣れていません。ほとんど初心者と言っていいでしょう。なのに、ラリーデビューが『ラリー北海道』という大舞台です(笑)。あと1ヵ月ちょっとしかないうえに、ちょくちょく会えるワケでもないので、練習不足は否めませんが、なんとか完走できるようにしたいですね。ダートラの人がラリーを走ると、結構コースアウトしてリタイアってパターンが多いんですけど、ダートラという競技の特性上、みんな頑張り過ぎちゃうんでしょう。ステージ1本1本を全力でアタックしてしまう。100メートル走のペースでフルマラソンを走るのは無理でしょう。だから、浜選手にはまずはペースノートを使った走り方に慣れてもらって、僕も浜選手が走りやすく、リタイヤしないようなノート作りをしていく予定です。ラリー北海道はお祭りみたいで楽しいので、予定が合えばぜひ応援しに来てください!」

全日本ダートトライアル第3戦 決勝第2ヒート

(次のページへ続く)

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