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キーワード人気度を考える

2006年08月30日 09時00分更新

権 成俊/株式会社ゴンウェブコンサルティング 代表取締役

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 前回まではSEOターゲットキーワードを決定するためのキーワード評価指標の一つとして、キーワード競合度についてお話しました。今回はキーワードの人気度についてお話します。

 キーワード人気度は競合度よりもイメージしやすい指標です。つまり、そのキーワードで検索をしている人がどのくらいいるのか、という指標です。調査ために便利なツールとしてオーバーチュアからキーワードアドバイスツール(以下KAT)(http://inventory.overture.com/d/searchinventory/suggestion/?mkt=jp)が提供されています。KATを利用すると、オ-バ-チュアが広告を出向している検索エンジンでの”任意のキーワード”の検索回数の予測値を算出できます。この数値は前月の検索回数の実測データを元に算出されているものと思われ、大まかな前月の検索回数の実測データとみなして話を進めさせていただきます。

 具体例として、前出の“新宿+ホテル”というキーワードについて考えてみましょう。

 もしもご自身が新宿駅近辺で宿泊するホテルを探している場合、検索エンジンでどのようなキーワードで検索しますか。

 おそらく多くの方は“新宿+ホテル”、もしくは“ホテル+新宿”と検索するでしょう。そう考えると、単純にSEOをする上でのターゲットキーワードとしては“新宿+ホテル”を採用するのが適切だと考えられます。

 しかし、より多くのアクセスを得たいサイト運営者は“より多くの顧客を取り込みたい”と考え、より広い範囲のユーザーを含む“東京+ホテル”と検索する方をターゲットとしたがる場合が多いのです。

 確かに、“新宿+ホテル”の検索回数が28,836回なのに対して“東京+ホテル”の検索回数は91,382回と3倍以上あります。

 しかし、“東京+ホテル”と検索される方にはいろいろなニーズを持った方が含まれています。

  • 東京のどこかで宿泊するためにホテルを探している
  • 東京駅の近くのホテルを探している方
  • キーワードでは東京といれているが実際は渋谷近辺のホテルを探している方
  • 東京のホテルの情報を調べるために(宿泊を意図せず)検索している方

 この中で、東京のどこかで宿泊するためにホテルを探している方については、確かにサイトに誘導することで購買に結びつく可能性のある方です。しかし、それ以外の検索者はおそらくサイトに誘導したとしても購買には結びつかないでしょう。そう考えると、一つの検索キーワードの検索数の中には実際には多様なタイプのニーズを持った検索者が含まれており、その中のどの程度の割合の方が自身の見込みユーザーに成り得るのかを理解する必要があることがわかります。

 ではどのようにして“真の人気度”を知ることができるのでしょうか。

著者プロフィール

権 成俊
名前 権 成俊(ごん なるとし) info[アットマーク]gonweb.co.jp
※著者に直接問い合わせをする際は、お名前、会社名、サイトURLなどを明記してください。
会社 株式会社ゴンウェブコンサルティング
サイト http://www.gonweb.co.jp/

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