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西田 宗千佳のBeyond the Mobile 第24回

Windows 7のマルチタッチをTouchSmart tx2でテスト

2009年05月27日 16時00分更新

文● 西田 宗千佳

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Internet ExplorerやMedia Centerもタッチで操作

 マルチタッチ操作と言えば、「拡大・縮小」や「回転」をイメージする人も多いだろう。Windows 7の場合、OSに組みこまれた「Windowsフォトビューワー」で活用されている。二本指での拡大・縮小・回転が可能だ。

フォトビューワーでのマルチタッチ操作


 タッチ機能は「Windows Media Center」でも利用可能だ。細かい部分を気にせず、直感的な操作で利用できるという点では、マルチタッチ以上に相性がいい。例えば、大量に音楽ファイルを貯め込んでライブラリー化した場合には、iPodやiTunesでいうところの「Cover Flow」的な感覚で操作できる。

Windows Media Centerでのタッチ機能


 また、ウェブブラウザーであるInternet Explorer 8(IE8)との相性もいい。指を滑らせることでスクロールや「進む」「戻る」といった操作ができるので、かなり気持ちいい。動作速度も快適だ。ただし、文字の拡大はさほどスムーズではなく、実用性に乏しい印象も受けた。

フリック操作を使ったウェブ閲覧


 これらの操作は、OSが持っているペン・タッチ用の「フリック」という操作体系に基づいて実装されている。基本的な部分はVistaから引き継いだもので、設定項目なども同様だ。Vistaの基盤の上に、マルチタッチと「OSの新機能に対する親和性」を追加したのが、Windows 7でのペン・タッチ系機能と言えそうだ。

基本的なフリック操作は、上下左右の4方向(左)。斜め方向にコピーなどを割り振って8方向操作にもできるが(右)、意外に使い勝手はよくならなかった。上下左右の方向は設定で入れ替えが可能

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