現時点ではAndroidだから安いわけではない
しかし今後の競争は激しくなる?
質疑応答では、Androidケータイでは基本となるソフトウェアがオープンソースとして提供されるため、開発コストは小さいのか? との質問が出たが、「現在のAndroidはまだ初期の段階であり、開発コストは想像以上に高い」とする。またOSのライセンス費用はコスト全体の中で決して大きな割合を占めておらず、「Androidケータイだから安くなるというわけではない」という見方を示した。
一方で今後多くのAndroidケータイを出荷すれば平均コストは確実に下がり、またHTCやGoogleがAndroidの標準化を進めていくことで、これから参入するメーカーにとっては、そのメリットが享受できるだろうとする。
今年後半以降、HTC以外の各社からもAndroidケータイが登場することが予測されるが、それらのメーカーがHTCの開発力・スピードにどう立ち向かうか、またHTCがどういう製品をリリースしていくか興味深いところである。