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Androidケータイを実際に開発するHTCが記者会見

Androidだから安いわけではない!? でも今後は?

2009年05月21日 17時59分更新

文● 岡本善隆/ASCII.jp編集部

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Androidケータイを開発したHTCは
世界的にも巨大なスマートフォン専業企業

デビッド・コウ氏

HT-03Aの背面にあるHTCロゴを指さすデビッド・コウ氏(HTC Nippon代表取締役社長)

 NTTドコモから発表されたAndroidケータイ「HT-03A」(関連記事)。実際の製品を開発したHTCが、同社の日本市場における活動や今後の方針などを紹介する記者会見を行なった。

 HTCは世界初のAndroidケータイ「T-Mobile G1」を2008年10月にアメリカで発売している。HT-03A(海外では「HTC Magic」)はそれに続く第2弾で、かつ現時点で本格的にAndroidケータイをリリースしている唯一の端末メーカーでもある。

4キャリアともに端末を提供

国内の携帯電話事業者4社ともに端末を提供している

時差が縮小

海外でのリリースと国内投入の時間差が確実に小さくなっている。スマートフォン好きにはうれしいことだ

 スマートフォンの開発・製造を専業としているHTCの実力は、IT業界内ではよく知られるところ。2008年は世界で1000万台以上の端末を出荷し、Business Week誌が選ぶ世界のIT企業で10位に選ばれたという。日本市場でもすでに12モデルの製品をリリースしており、NTTドコモ、au、ソフトバンク、イー・モバイルの携帯4キャリアに端末を提供する。

 Androidケータイだけでなく、Windows Mobileの新バージョンが登場するたびに、搭載端末を先行してリリースすることからわかるように、HTCの強味はその開発力とスピードである。

 それはHT-03Aでも活かされており、端末の開発とローカライズの並行作業を進めることで、海外でのリリースから日本での発売まで1~2ヵ月程度のギャップに収めた。HTC touch(ドコモ「HT1100」)では約1年、Touch Diamond(イー・モバイル「S21HT」)では約4ヵ月かかっていたことを考えると大幅な短縮である。これもHTCが日本市場を重要視していることの現れと強調する。

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