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富士経済、2007年の通信販売(物販)市場は4兆円を超える規模と推測

2009年01月06日 06時06分更新

文●通販旬報社

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 総合マーケティングビジネスの富士経済(阿部 界社長)は、使用メディア、取り扱い商品の多様化が進む通信販売市場を調査し、その調査結果を報告書「通販・e-コマースビジネスの実態と今後 2008-2009 -市場編-」にまとめた。

 通信販売(物販)市場は、インターネットや携帯電話の普及とともにサービスの形態が多様化し、ネットによる通信販売が定着した。これまで実店舗で購入されていた商品が通販でも購入されるようになったことから拡大を続けている。従来の主力だったカタログ通販からの需要シフトも含めてインターネット通販が台頭する形で市場は拡大し、2007年には4兆円を超える市場を形成している模様。

 2007年も引き続き仮想ショッピングモールを運営する楽天などが好調に推移している。通販上位企業のカタログ通販からのシフトも多く、市場は拡大を続け、2008年も同様の傾向が続くとみられる。その一方、同時に競争が激しさを増し、企業によっては前年実績割れも出てきている。

 モバイル通販については、2006年には2,000億円を超える市場に成長している。10代後半~20代前半がコアユーザーとなっているが、幅広い年代が携帯端末でメール機能などを使用し始めていることから、潜在需要は非常に大きいと予測する。

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