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ソフトバンク、中国の企業間取引サイト「アリババ」を合弁会社化して日本向けに最適化

2008年05月20日 02時45分更新

文●通販旬報社

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 ソフトバンクとアリババグループ[阿里巴巴集団](本社:中国浙江省杭州市)傘下のアリババドットコム リミテッド[Alibaba.com Limited/阿里巴巴網絡有限公司]は、「アリババ」を合弁会社化し、共同で事業展開を図ることに合意した。5月15日付けで調印を行い、ソフトバンクから5月30日頃に増資する予定。

 アリババドットコムが運営する「Alibaba.com」は、世界中の企業との売買取引が可能な企業間トレードサイト。1999年のサイト開設以降、中国国内で圧倒的なシェアを獲得しており、ユーザー登録者数約3,000万、240あまりの国・地域で利用されている世界最大規模のトレードサイトに成長している。

 今回の「アリババ」の合弁会社化によって、アリババグループが蓄積してきた企業間電子商取引のノウハウと圧倒的な会員数・登録商品数を基盤に、ソフトバンクグループが持つ日本国内でのインターネット分野における多様な経験を活かし、日本企業のニーズにあわせたサービス開発や利便性の向上を図っていく構え。

 今年度中は、とくに中国をはじめとする海外企業との売買取引を検討している日本国内の中堅・中小企業をターゲットに、新サービスの開発、さまざまな展示会への出展のマーケティング活動の強化を図っていく予定。

 また、新たな購買先を求める日本国内のバイヤーと中国サプライヤーとの売買取引支援に加え、日本国内のサプライヤーによる中国・海外のバイヤーに向けた情報発信を支援することで、日本企業の海外輸出の新たなチャネル開拓を図っていくとしている。

 

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