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楽天、「ぴたっとマッチ」事業を買収しアドネットワーク事業へ本格的参入の構え

2008年04月07日 02時24分更新

文●通販旬報社

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 楽天は、プロヴィデンス(川端篤史社長)と、プロヴィデンスが運営するアドネットワーク「ぴたっとマッチ」事業の事業譲渡を受けることで合意した。楽天は、これを機に、インフォシーク・楽天ブログなどの媒体を核に、アドネットワーク事業へ本格的に参入する構え。

 この事業の譲渡日は2008年5月1日とし、事業に関連する顧客やシステムなどの資産および負債について楽天が譲渡を受け、同事業の広告主および広告掲載者に対して、新たな運営者である楽天が引き続きサービスの提供を行っていく予定。

 「ぴたっとマッチ」は、広告が露出されるウェブページやブログなどのコンテンツにマッチした広告を表示する手法に加え、ユーザーが広告掲載面の来訪時に利用した検索キーワードの履歴にマッチした広告を表示する「ユーザーマッチ」の2つのマッチング技術を駆使したクリック課金型のアドネットワーク。高いマッチング精度を背景に昨年6月のスタート以来、約46,000サイトの広告掲載者と4,000の広告主を集め、有力なアドネットワークサービスに成長していた。

 楽天では、インターネットユーザーの行動履歴および会員属性にもとづく楽天ターゲティング広告を昨年末から開始しているが、今回、アドネットワークの技術を加えることで、広告主と媒体、インターネットユーザーのそれぞれにメリットのある高付加価値の広告事業の展開が可能となる、としている。

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