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NECと東大、クチコミ効果の分析・シミュレーション技術を共同開発

2008年04月04日 03時44分更新

文●通販旬報社

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 NEC(矢野 薫社長)と東京大学(小宮山 宏社長)は、サービスの普及過程における人と人との相互作用を分析しモデル化することで、サービスがどのように普及していくのかをシミュレーションする技術を開発した。

 近年、サービスの生産性や品質の向上、サービスの創出に対する科学的なアプローチ(サービスサイエンス)への期待が高まっているが、今回の共同研究では、さまざまなサービスに対する消費者行動の分析の際、とくにクチコミに代表されるコミュニケーションに注目することで、集団的消費者行動の分析を可能にした。

 今回の成果は、アンケート調査データに基づき、(1)さまざまな人間関係によって構成される複雑な社会ネットワークに類似した構造をコンピュータ上で構成し、(2)消費者行動モデルを作成することで、(3)コミュニケーションによりサービスが普及していく様子のシミュレーションおよび可視化を可能――にしているのが特徴。

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