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初めてからの自転車生活 第10回

自転車メンテナンス用品も知ってほしい

2009年06月06日 12時00分更新

文● 樋山 淳

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メンテナンス用具

 自転車のメンテナンスと聞くと、結構難しく考える人が多いと思いますが、ここでは家でできる最低限のことを紹介します。

 例えば、ディレイラーのメンテナンスなどは、慣れていなければショップの人にやってもらいつつ、徐々に覚えればいいのですが、油差しぐらいは自分で行なえる方が余計な出費を削減できますし、そういったところから自転車のメンテナンスを覚えていくほうが効果的です。

メンテナンス工具セット。これはシマノ系のパーツメンテナンスに使用できる物。安いもので1万円程度で買えます(シマノ純正の工具セットは目玉が飛び出るぐらい高いです)。

 まずは、自転車用の工具セットというのが売られていますので、こういった物を一式買ってしまった方が、後でちょいちょい買い足すよりは楽です。無論、上の画像の工具セットではすべてのメンテナンスを行なえるわけではないですが、それ以上のモノになると、素人では行なえないような作業もありますので、そういった場合は、素直に専門店に依頼した方が安全です。

この2つの潤滑油は主にチェーンやギア部分などに使用されます

この潤滑油は粘度が相当あり、用途としてはディレイラーやペダル部分などになります

 次に紹介するのが、潤滑油という物です。潤滑油で有名なのは、呉工業から発売している「CRC 556」ですが、実際は自転車用としてはあまり向いていません。理由は揮発性のため、ある程度の期間で蒸発してしまう事と、粘度が低いためにすぐ落ちてしまうということです(無論、556自体の用途がそのように設定されていないだけで、556自体が悪いというわけではありません)。ですので、自転車用潤滑油をこの機会に購入すべきです。

 自転車の潤滑油も、用途や場所によって使用する物が違ってきます。主に駆動系やチェーンに使う物とディレイラーやペダル付近に使う物は分けて考えられており、用途別に使用しないとあまり意味がありません。この潤滑油に関しても、諸説色々あったりするわけで、僕自身がこれが良いとか悪いとかは言えないので、最終的に自分の好みに合った物を見つけるしかないでしょう。

(次のページへ続く)

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