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海外のオタク事情

香港のオタクショップは、九龍地区に集中?

2009年05月20日 21時00分更新

文● 伊藤 真広

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コスプレ衣装にドールなど銀城廣場は
乙女ロード的ショッピングセンター?

 信和中心が秋葉原とするならば、信和中心の裏手に位置する“銀城廣場”は、コスプレ衣装や小物、ドールなどの女性向けの商品を取り扱うショップが多数入居している。日本で言えば乙女ロードのある池袋といった感じのショッピングセンターだ。特に、地下1階部分に入居しているショップのほとんどが女性向けで構成されている。香港人スタッフによると、筆者が訪れた際に香港のオタク少女たちが、“受け”、“攻め”について熱い議論を交わしていたと教えてくれた。

銀城廣場のショップは趣味でやっている人が多いのか、14時近くになってもオープンしていないショップが多数。足を運ぶなら夕方17時以降にしたほうが確実だ

 香港の女性オタクの間でもドールは人気を集めている。日本のボークス製の球体関節人形も人気はあるのだが、価格が高いことに加え、香港には販売店がないこともあり流通量は少ない。主となるのは、韓国メーカー製の球体関節人形や、ブライス、プーリップが人気だ。
 衣装や装飾品は、日本のショップ以上に充実していた。ショップスタッフや香港でドールを趣味にしてる女性に話を聞いてみたところ、香港のショップで売られているドール用の衣装などは、香港人がデザインしたものを中国の工場で生産して販売しているので、日本で販売されている衣装よりも安く販売できるのだとという。
 とはいえ、日本製の衣装は布も上質のものを使用しているので、こだわりのある人は日本製のアイテムを購入していくとのことだ。

コスプレ衣装や小物を販売するショップで販売されている衣装。日本の販売価格よりは2割から3割くらい安いが、布の肌触りも悪くなく、裏地もしっかりと付けられているように見えた

日本ではほとんど見かけることのないドールを取り扱う個人ショップが香港では主流で、大型店はほとんど見かけない

銀城廣場


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(次ページへ続く)

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