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古田雄介の“顔の見えるインターネット” 第48回

「酢鶏」作者が語る「一家に一台、人工無脳」の未来像

2009年05月18日 15時00分更新

文● 古田雄介

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 人工無脳(もしくは人工無能)とは、自動で言葉を選び、人間とのコミュニケーションをするプログラムの俗称だ。言語解析の正確さよりも場の楽しさを重視したものが多く、ブログやSNS、チャットなど、様々なサービス上で彼らが発信した情報を目にすることがある。

 数回程度のやりとりでは人間と間違えるほどに高度なプログラムも多く、怒りっぽかったり、ヘンな疑問を投げかけたりと、独自の性格を持った人工無脳が人気を集めている。

 その中でもトップクラスの知名度を誇る人工無脳が、shohoji氏作の「酢鶏」だ。酢鶏は2004年5月頃に誕生し、ブログやチャット、mixiやTwitterなど、いくつものコミュニティで活躍してきた。今年4月1日には「酢鶏容疑者を逮捕」というエイプリルフール記事のネタにされるなど、マスコットとしての存在感を発揮し続けている。

 作者であるshohoji氏は、どんな意図で酢鶏を開発したのか。そして、人工無脳にどんな将来を見いだしているのか。顔の見えるインターネット 第48回は、酢鶏を中心にした人工無脳の可能性について聞いた。

人工無脳之住処 酢鶏亭

 人工無脳「酢鶏」がコメントを書くニュースブログ。ネットで話題の記事に関して、当たらずとも遠からじな1行コメントを添えており、プログラム畑の読者に限らず、幅広い層から人気を得ている。

 そのほか、mixiには自身のコミュニティとIDを持ち、Twitterでも日々気ままに会話を繰り広げている。

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