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XPと本気でさよならするための Windows 7特集 ― 第3回

これだけは知っておきたいWindows 7の疑問【前編】

2009年05月15日 18時00分更新

文● 二瓶 朗

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 製品候補版(RC版)の一般ダウンロードも開始され、いよいよ発売時期も明らかになったWindows 7。特集3回目の本稿では、RC版が発表された現時点での知っておきたいWindows 7の疑問について、前後編の2回に分けてまとめた。


Q1 Windows 7はXP、Vistaとどこが違う?

Windows 7のバージョン情報 Windows 7のバージョン情報。「Version 6.1」と表記されている

 Windows 7はWindows Vistaをベースに開発され、Vistaのカーネルを改良したパソコン向けWindows OSである。そのため、Windowsのバージョン表記は「Version 6.1」となる。Vistaが「Version 6.0」なので、Windows 7はVistaのマイナーバージョンアップ版と分かる。ネーミングの「7」はクライアントOSとしては7番目のメジャーリリースになるため。OS内部のバージョンとは無関係である。

 一方でWindows XPは、Windows 2000の流れをくんで開発されたため、バージョン表記は「Version 5.1」。元になった2000のバージョン表記は「Version 5.0」だった。つまり、Vista→Windows 7の流れは、2000→XPと同様のマイナーバージョンアップの流れなのである。

Windows Vistaのバージョン情報 Windows XPのバージョン情報
Windows Vistaのバージョン情報Windows XPのバージョン情報

 VistaとXPは基本設計を異にしていたため、XPとVistaでドライバーやアプリケーションなどの対応状況が異なる場合が多かった。そのため、互換性の面からXPからVistaへの移行を躊躇する人も多かった。一方Windows 7とVistaでは、基本設計が極めて近いので、ドライバーやアプリケーションは問題なく動作する可能性が高い。

 Vistaからの大きな変更点は、エクスプローラーやタスクバー、デスクトップといったところで、ユーザーインターフェースの改良が目を惹く。また起動速度や動作速度の向上、デバイス管理の強化、ユーザーアカウント制御(UAC)の変更、Internet Explorer 8の標準インストール、ネットワーク共有システム「ホームグループ」などが挙げられる。詳細は後述する。


Q2 どんなエディションがラインナップされるの?

 Windows 7では、「Starter」「Home Basic」「Home Premium」「Professional」「Enterprise」「Ultimate」の6エディションが用意されると発表されている。このうち「Home Basic」は新興国市場向けとされ、日本国内では発売されない予定だ。それぞれのエディションの概要は以下のとおりで、下に行くほど高機能/高価格となる。

Starter 機能限定OEM向け
ネットブックなどの低価格・低スペックパソコンを対象に、OEM向け・プリインストール限定で提供されるエディション。アプリケーションの最大同時起動が3つに限定されたり、Aero表示が不可だったりと、いくつかの機能制限がある。
Home Basic 新興国市場向け
新興国市場に限定されて提供されるため、日本では販売予定のないエディション。Aero表示不可など一部機能が制限される。
Home Premium コンシューマー向け
一般ユーザー向けとなる標準的なエディション。Windows Aero表示対応。H.264コーデックやBlu-rayメディアへも標準対応する。
Professional 企業向け
ビジネスユーザー向けのエディション。アクティブディレクトリやファイルの暗号化機能などに対応する。
Enterprise 大企業向け
マイクロソフトの大規模ユーザー向けライセンス「ソフトウェアアシュアランス」を契約した企業にのみ提供されるエディション。BitLockerによるデータ保護、Windows Server 2008 R2と連携した各種サーバーアクセス機能などを備える。
Ultimate 全部入り
すべての機能を実装したエディション。ライセンス形式以外、機能的にはEnterpriseと同等。

 なお、Vistaのエディション展開とは異なり、上位エディションは下位エディションの機能をすべて含有する形で機能が拡張されていく。つまり、ProfessionalはHome Premiumの持つ機能を、Ultimate(Enterprise)はProfessionalの持つ機能をすべて含む。

 また、インストールファイルは1種類しかなく、インストールの際に入力するライセンスキーによって異なるエディションがインストールされることになる。

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