水電池の性能やいかに!?
え? レモン電池!?
さて、水電池の準備シークエンスを終え、早速実験装置にセットアーップ! オリジナルの測定ソフトの[実験開始]ボタンをクリックするも、豆電球はつかずテスターは0Vを指して即実験終了。ん? どっか断線してる? と思い配線をすべて追って確認し、豆電球も切れていないかを確認し再度実験。
ありゃ? またダメじゃん……。
仕方がないので、テスターを直接当てて色々調べてみると、回路に接続していない状態では、1本で約1.9Vの電圧が出ている。
試しにパソコンでON/OFFする実験装置を外して、電池を豆電球に直結してみると!
豆電球が光らねぇぇぇ~~~~~っ!
察しのいいみなさんがお気づきのように、
豆電球が光るほど電流が流れねぇぇぇぇ~~~~~っ!
なのである。それは電池なのか?
こっ! これは! 夏休みの自由研究でおなじみのレモン電池っ!
そしてパッケージをよーく読んでみると、
本製品は「水電池 防災商品シリーズ」の交換用電池としてお使いください。
とのこと。メーカーのウェブサイトを見てみると、確かにLED式の懐中電灯がある! そして小型の携帯用ラジオも! つまり、この水電池は極小電流の機器なら駆動できるが、豆電球は光らないという電池なのだ。当然ミニ四駆なんて、ウンともスンとも言わない。
豆電球をLEDに変えた実験結果を掲載しようかとも思ったが、
それで何を比較する?
という最大の難問にブチ当たり、実験をココで終了。とはいえ、原稿を書いている横で水電池を使った間欠利用(10分点灯、20分消灯)の実験をしているが、30時間以上経っても終止電圧を割っていない(1.823V)。
ただ、ココで使っているLEDは、3Vで20mAも流せば光るタイプ1個だ。LEDを何個か使った懐中電灯であれば、もっと短命であることに注意してほしい。
(次ページへ続く)
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