オフィスで使うネットブックなら
迷わず2140を選びたい
最後になったが、入力関係の使い勝手も見ておこう。キーボードは本体とデザインを統一したスクエアタイプとなっている。個々のキーは平たく、隣のキーとの区別が付きにくいものの、キーピッチ17.5mm(縦横とも)を全域にわたって確保しており、タッチタイピングに支障はない。キーストロークも2mmあり、しっかりした剛性がある。
しっかりした剛性は、Mini 2140のキーボードが高品質モバイルノートで採用されることの多い、液体などの内部浸入を遅らせるいわゆるバスタブ形状となっているのと無縁ではないだろう。一般的な低コスト重視のネットブックでは、考えられない仕様である。
![]() | キーピッチは17.5mm、縮小キーボードでありがちな右側キーが小さなものではなく、主要部全域で同サイズのキートップとなっている |
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一方ポインティングデバイスは、タッチパットの左右にボタンが配されているため、操作には少々戸惑った。タッチパッド上部にあるボタンを押すだけで、パッドの有効/無効を切り替えられるようにしている点は高く評価したい。パッド操作を邪魔に感じる際やUSBマウスなどを使う際に切り替えるとよいだろう。
![]() | タッチパッド。パッド上部のボタンを押すと、タッチパッドがオフになる。オフ時にオレンジ色のランプが点灯する |
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なお、バッテリー装着部にあるネジを外すとキーボード部を取り外すことができ、本体内部にアクセスできる。自己責任で保証も受けられないが、HDDからSSDへの換装なども比較的容易である。
![]() | キーボードを外した内部。メモリーは1スロット(2GBモジュールで使用)、右上に2.5インチ SATA HDDがある |
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そのほか、リカバリーディスクの付属や、オプションで保守サービスの延長が可能だったりと、ビジネスユースに魅力的な構成となっている。小さなところだが、液晶パネルの上部左右に内蔵されたステレオマイクの存在や、ステレオスピーカーの搭載、音質には定評のあるSoundMAX HD Audioチップの採用などもうれしいところだ。
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Office Personal 2007のネットブック向けライセンス(ライセンス有効期間を2年に限定した版)も始まり、今後はビジネスシーンでのネットブック利用も広がりを見せるだろう。東芝や富士通など国内メーカーのネットブック新機種も投入され、目立つデザインや電子辞書の搭載など差別化に積極的である。
個人向けでは、それでよいのかも知れない。しかしビジネス向けを考えると、導入側で用途に合わせて改変できるのだから、製品そのものはなるべく飾り気のないシンプルな構成のほうが好まれるはずだ。
やわらかいカーブのなかに堅牢性を感じ取れる本体デザイン。大きすぎない画面サイズとWXGAの解像度。しっかりしたキーボードに、なにひとつ余計な要素がない付属ユーティリティとXP Professional採用など、HP Mini 2140はとにかくバランスがよい。今までに何機種ものネットブックを触ってきたが、HP Mini 2140は「ようやく使える一台に出会えた」と思えた製品である。
| HP Mini 2140(NW018PA#ABJ) の主なスペック | |
|---|---|
| CPU | Atom N270(1.60GHz) |
| メモリー | DDR2-800 2GB |
| グラフィックス | Intel 945GSE Expressチップセット内蔵 |
| ディスプレー | 10.1型 1366×768ドット |
| HDD | 160GB(80GB SSDモデルもあり) |
| 光学ドライブ | 搭載せず |
| 無線通信機能 | IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 2.0 |
| カードスロット | ExpressCard/54、SDカードスロット |
| インターフェース | USB 2.0×2、アナログRGB出力、10/100/1000BASE-T LANなど |
| サイズ | 幅261×奥行き166×高さ35.5(最薄部27.2)mm |
| 質量 | 約1.16kg |
| バッテリー駆動時間 | 約5時間(JEITA測定法1.0) |
| OS | Windows XP Professional SP2(Windows Vista Businessダウングレード) |
| 価格 | 6万9930円(HP Directplus価格) |

















