10インチパネルには、この表示解像度が欲しかった!
今回試用した直販モデル(NW018PA#ABJ)は、解像度1366×768ドット(WXGA)の10.1型液晶ディスプレーを搭載する。他社のネットブックが、同じ10インチでもせいぜい1024×600ドットのディスプレーを採用するのとは大違いである(下記コラム参照)。
10型クラスのディスプレーでWXGA表示。使い初めこそ、アイコンやメニューの文字が小さく感じるのだが、馴れてくると違和感は減る。しかも、付属ユーティリティー「Quick Launch」の「Desktop Zoom」機能で、アイコンサイズやフォントサイズが簡単に調整できる。この機能が実にいい。フォントサイズの変更は、アプリケーション内のメニュー表示やダイアログ表示にも有効で、好みのサイズにすることで使い勝手が大きく向上する。欲を言えば、設定値をいくつか保持しておき、利用シーンで切り替えられるとより便利だろう。改善にも期待したい。
なお、ディスプレー部分は全面が保護パネル(硬質アクリル?)で覆われている。液晶パネルへの加圧やキズが避けられるのでよいのだが、パネル表面が光沢処理されているので、反射光が少々気になる。室内照明の映り込みは容認できるレベルとは言え、日中の屋外では表示が極端に見えにくくなる。
最近になって画面解像度の条件が撤廃されたそうだが、実は、ULCPC版Windows XP Homeのライセンス条件には、10.2型の1024×600ドットまでという条件があった。
そもそも試用したHP Mini 2140(NW018PA#ABJ)は、本体底面のライセンスシールのとおりWindows XP Home Editionではなく、Windows Vista Businessがライセンス提供されている。OSダウングレード権によってWindows XP Professionalがプレインストールされているわけだ。
廉価版ではなく通常ライセンス価格のOSを採用しながら7万円を切る価格設定というのは、なかなか豪気だ。お買い得なのである。
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