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SUPER GTに痛車が参戦! 初音ミクZ4密着レポート ― 第25回

嘆願書はもういらない! 初音ミクZ4、富士で完走!

2009年05月08日 20時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp編集部 写真/加藤智充、STGT広報課、編集部

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ついに悲願の予選通過!

 世間ではゴールデンウィークのまっただ中の5月3~4日に、富士スピードウェイにてSUPER GT 第3戦が開催された。大型連休にもかかわらず、この2日間は天気が崩れるとの予報だったが、フタを開けてみれば晴れ間が覗く曇天であった。

 前戦、鈴鹿サーキットでは練習走行を5周ほど走って、エンジントラブルのためリタイヤしてしまった初音ミクZ4。前戦から今戦までの2週間で、エンジンの修復とセッティングなどを行なってきた。しかし、事前のテスト走行では、走る前に再びトラブルが起きてしまい、結局実走セッティングが出せないままの本番となり、「もしや富士でも……?」と応援しているファンの皆さんもハラハラしたに違いない。

 予選日の午前中に行なわれた練習走行では、1~2周ごとにピットインしていた。この理由をチームの星名代表に聞くと「エンジンの回転数を徐々に上げていくため」とのこと。最初は3500rpmを上限にスタートし、様子を見ながら回転数を上げていくという、いわゆる「レブ縛り」で走っていた。組み上がったエンジンをいきなり全開にすると、またブローする危険があるため、このように慎重に走らせなくてはいけないのだ。このあとに行なわれたイベント「サーキットサファリ」でも1~2周走ってピットインしてしまったため、「もしかして?」と不安になった人も多かっただろう(もちろん筆者も)。

 しかし、いざ予選が始まると、先ほどまでのトラブルがウソのように快調な初音ミクZ4。ラップを重ねるたびにベストタイムを更新していく。午前中の練習走行から計算された予選クリアタイムは「1'51.142」。最終的に、菊地選手が12周目に「1'50.317」、田ヶ原選手が「1'50.800」を叩き出し、見事に予選を通過したのだ! 去年の8月から参戦して以来、「嘆願書」での予選通過はあったが、今回のように基準タイムをクリアしての、正々堂々の予選通過は今回が初めてとなる。今まで、トラブルやタイム不足など、様々な要因できちんと予選を通過できたことがなかった。だがここに、ようやくチームの目標のひとつである「嘆願書ナシの予選通過」が達成されたのだ。1からチームを運営し、1からレーシングカーを造ることが、いかに大変かがわかるだろう。

(次のページへ続く)

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