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JSONP+jQueryで楽天アフィリエイトを攻略! (2/2)

2009年05月07日 12時00分更新

文●藤本 壱

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jQueryで楽天ウェブサービスにアクセスする

 JSONPで楽天ウェブサービスにアクセスして情報を検索し、その結果を整形して出力するには、いろいろな方法が考えられます。ここではjQueryを使った手軽な方法を紹介しましょう。基本的な処理の流れは、次のようになります。


$(document).ready(function() {
  var developerId = '自分のデベロッパーID';
  var affiliateId = '自分のアフィリエイトID';
  var keyword = '検索のキーワード';
  var url = 'http://api.rakuten.co.jp/rws/2.0/json?';
  url += '&developerId=' + developerId;
  url += '&affiliateId=' + affiliateId;
  url += '&keyword=' + encodeURIComponent(keyword);
  url += '&operation=ItemSearch&version=2009-04-15&callBack=?';
  url += '&その他のパラメータ';
  $.getJSON(url, function(data) {
    if (data.Header.Status == 'Success') {
      var items = data.Body.ItemSearch.Items.Item;
      for (var i = 0, j = items.length; i < j; i++) {
        var item = items[i];
        商品が見つかった時、表示するHTMLを組み立てる処理
      }
      HTMLを表示する処理
    }
    else if (data.Header.Status == 'NotFound') {
      商品が見つからなかった時の処理
    }
    else {
      検索エラー時の処理
    }
  });
});


 まず、リスト中の「自分のデベロッパーID」「自分のアフィリエイトID」を、それぞれ書き換えます。

 「検索のキーワード」の箇所に、商品名等の検索のキーワードを指定します。複数のキーワードで検索したい場合は、キーワードの間を半角スペースで区切ります。また、検索の際に詳細なパラメータ(前ページの表)を指定したい場合は、「その他のパラメータ」の部分にそれらを記述します。

 次に、「表示するHTMLを組み立てる処理」のところで、個々の商品のデータを元にして、ページに表示するHTMLを組み立てます。

 商品の情報はitem オブジェクトに格納されており、プロパティを使って、たとえば商品名は item.itemName のように、情報を取得できます(前ページの図

 筆者のサイトに、実際に動作するサンプルページをアップロードしてあります。このサンプルでは、「ラーメン」というキーワードで検索してヒットした商品を5件、表示しています。HTMLやJavaScriptの具体的な書き方は、以下のアドレスにアクセスして、ページのソースを参照してみてください。

楽天アフィリエイト

筆者のサイトに設置したサンプルページ。実際の動作や具体的なサンプルコードはここでチェック


 http://www.h-fj.com/ascii/rakuten/sample.html


楽天ウェブサービスをもっと使ってみよう

 今回は楽天ウェブサービスによる簡単なアフィリエイトリンクの例を紹介しましたが、この例では「商品検索API」のごく一部の機能しか使っていません。

 楽天ウェブサービスでは、ほかにもカタログ情報やランキング情報などを得る楽天市場系のAPIや、ブックス、オークション、トラベルなどの他のサービスのAPIも公開されています。これらのAPIを単体で使うのはもちろん、他のサービスのAPIを組み合わせることで、さまざまなカスタマイズが可能です。詳しいドキュメントや活用事例の紹介なども整っていますので、以下のページを参照のうえ、ぜひマッシュアップにチャレンジしてみましょう。

 http://webservice.rakuten.co.jp/

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