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JSONP+jQueryで楽天アフィリエイトを攻略! (1/2)

2009年05月07日 12時00分更新

文●藤本 壱

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楽天アフィリエイト

楽天ウェブサービスのAPIを使えば、好みの形式でアフィリエイトリンクを簡単に設置できる


 自分が運営しているブログやWebサイトに、さまざまな商品のアフィリエイトリンクを張って紹介手数料を稼ぎたい。でも、URLを手動で書き換えるのは面倒だし、かといってリンクジェネレーターを使うとデザインや表示形式の制約が付いて回る――。

 そこで活用したいのが、Amazonや楽天、ヤフーなどが提供しているデベロッパー向けのWebサービスです。たとえば楽天が公開している「楽天ウェブサービス」を使うと、楽天で販売されている商品やサービスについてさまざまな情報を検索し、データを取得できます。

 もちろん楽天ウェブサービスはアフィリエイトにも使えます。今回は、楽天ウェブサービスのごく簡単な使い方を紹介しましょう。


デベロッパーID/アフィリエイトIDの取得

 楽天ウェブサービスでアフィリエイトを始めるには、始めに「デベロッパーID」「アフィリエイトID」を取得します。

 デベロッパーIDは、楽天ウェブサービスのAPIに要求を送信するとき、開発者を識別するために使います。デベロッパーIDを取得するには、楽天ユーザID(楽天を通常利用する際に使う会員ID)にログインした状態で、楽天ウェブサービスのトップページを開き、左サイドバーにある「楽天会員サービス」から、「デベロッパーIDを確認」のリンクをクリックします。

楽天アフィリエイト

「デベロッパーIDを確認」をクリックする


 初めてデベロッパーIDを確認する際は、利用規約が表示されます。「楽天ウェブサービス規約に同意する」のボタンをクリックし、次のページで「デベロッパーIDの確認」のリンクを選ぶと、楽天会員ごとのデベロッパーIDが表示されます。

 アフィリエイトIDは、楽天の商品やサービスを紹介するURLに埋め込んで、誰が作成したURLなのかを識別するために使います。先ほどのデベロッパーID確認ページの右上「アフィリエイトIDの確認」のリンクをクリックすると、アフィリエイトIDが確認できます。

楽天アフィリエイト

デベロッパーIDの確認。楽天ウェブサービスの利用には必須なので手元に控えておこう


楽天ウェブサービスで商品を検索する

 楽天ウェブサービスにはたくさんの機能がありますが、アフィリエイトを利用するには、商品を検索してその情報を得る機能「商品検索API」を使います。

 具体的には、以下のようなアドレスのAPIにアクセスすると、検索結果がJSONP(JavaScript Object Notation with Padding、関連記事)の形で返されます。自分のWebページのHTMLにJavaScriptを入れて、コールバックを処理する関数を用意しておけば、その中で商品のデータを扱えます。

http://api.rakuten.co.jp/rws/2.0/json?
&developerId=自分のデベロッパーID
&affiliateId=自分のアフィリエイトID
&keyword=検索のキーワード(UTF-8のURLエンコード)
&operation=ItemSearch
&version=2009-04-15
&callBack=コールバック関数名
&その他のパラメータ


 コールバック関数には、下図のような構造のデータが渡されます。ここから商品のデータを取り出し、HTMLに整形して出力するような処理をすれば、Webページに好みのアフィリエイトリンクを設置できます。

楽天アフィリエイト

コールバック関数に渡されるデータ(主な項目を抜粋)


 また、以下のようなパラメータを追加することで、ジャンルの絞り込みや、条件をより細かく指定して検索できます。

パラメータ 内容
楽天ウェブサービス「商品検索API」の主なパラメータ
genreId=…… 検索対象のジャンルのID
hits=…… 1ページあたりの取得件数
sort=…… 検索結果の並べ替え方法
minPrice=…… 最低価格
maxPrice=…… 最高価格
imageFlag=…… 画像がある商品に限定するかどうか

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