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最新事例でライバルサイトの動向をつかめ

Webデザイン劇的ビフォーアフター09年春版

2009年05月12日 09時00分更新

小橋川誠己/ASCII.jp

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この4月、新しい事業年度のスタートに合わせ、各社のWebサイトが相次いでリニューアルした。ここでは、3月下旬~4月にかけて大規模なリニューアルを実施したWebサイトを編集部でピックアップし、リニューアル前後の画面写真付きで紹介する。最新の企業サイトのトレンドをつかみ、自社サイトのリニューアルの参考にしよう。


MSN――役割別に整理された3カラムレイアウト

■カテゴリー:ポータル ■運営元:マイクロソフト
■リニューアル日:3月30日(3月16日ベータ版公開) ■URL:http://jp.msn.com/

マイクロソフト

 マイクロソフトが運営するポータルサイト「MSN」は、2008年4月以来ほぼ1年ぶりにトップページをリニューアル。「毎日使いたくなるMSN」(マイクロソフト)を目指し、使い勝手を高めた。

 3カラムのレイアウトは従来のままだが、それぞれのカラムの役割を明確にし、各カラムに入る要素を分類、整理している。具体的には、左カラムにHotmailの受信状況や天気などを確認できる個人ツール類を、中央カラムにニュースなどの最新情報を配置。ディスプレイ広告や企画広告への誘導はすべて右カラムに集約した。

 また、大手ポータルサイトのトップページでは珍しい、動画のインラインプレーヤーを右カラムに設置。MSNビデオのコンテンツの中から、時間帯に合ったおすすめ動画(Silverlightビデオ)をすぐにその場で見られるようにした。

 リニューアルにあたってマイクロソフトは「日本人特有の利用行動(中略)を分析し、ユーザーの視線動向を調査して」レイアウトや色合いを決定したという。たとえば、従来は右側にあった個人ツール類を左上に移動したのは、ユーザーの視線の移動距離を短くするため。ほかにも、ページ全体の配色をより落ち着いた組み合わせに変えるなど、ユーザーの負担を軽くする施策がなされている。

 その一方で、過去のデザインとの互換性も重視している。たとえば、サイトヘッダー部分のナビゲーションなどは、既存のユーザーが迷わないよう、変更しなかった。これまでのユーザーにも配慮し、より使いやすい形にブラッシュアップしたのがMSNの新デザインだ。


ウーマンエキサイト――増え続けるコンテンツに対応、回遊性を高める

■カテゴリー:ポータル ■運営元:エキサイト
■リニューアル日:4月6日 ■URL:http://woman.excite.co.jp/

excite

 エキサイトが運営する「ウーマンエキサイト」は、4月6日にリニューアルした。F1層(20~34歳)をメインターゲットとするウーマンエキサイトは、1999年にオープンした女性向けポータルサイトの老舗。この間、レシピ、ファッション、美容、キッチンなど次々とカテゴリーを増やし、コンテンツを充実させてきた。

 その一方、コンテンツが充実するにつれて見直しが迫られていたのが、ナビゲーション部分だ。たとえば、ウーマンエキサイト→ビューティー→コスメといった具合に階層が深くなり、トップページから目的のコンテンツになかなか到達できない、といった問題があった。

 今回のリニューアルでは、ユーザーが目的のコンテンツに素早く到達できるようにさまざまな工夫が施されている。具体的には、ページのヘッダー部分に、「知る」「暮らす」「楽しむ」など、目的別にカテゴリーを分類したナビゲーションメニューを導入。ナビゲーションメニューからワンクリックでアクセスできるカテゴリーを、従来の15項目から24項目に増やした。

 また、右カラムには、「芸能」「レシピ」「ヘアスタイル」「手芸」「スナップ」カテゴリーの新着コンテンツをチェックできるタブパネルのウィジェットを配置。このウィジェットはトップページだけでなく、主要カテゴリーのトップにも用意されており、ウーマンエキサイト内の回遊を促す仕掛けになっている。

 配色や基本的なレイアウトは従来を継承しているため、一見すると大きく変わった印象はないが、実際に触れてみると着実に使いやすさが感じられるデザインだ。

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