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トンネルに強さを実感

ウィルコム無線LANオプションでつなぐ、N700系の無線LAN

2009年04月30日 11時00分更新

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 東海道新幹線 N700系車内での無線LANサービスも、2009年3月14日にスタートしてはや1カ月。やっと東京駅から京都駅まで利用する機会を得た。「実際にどうなのか?」をいろいろと試してみた。このほか、新設された駅のコンコース待合室についてと、同じく新設されたウィルコム無線LANオプションの新プラン「エクスプレスエリアコース」もあわせて紹介する。



まだまだ本数の少ないN700系

 筆者はウィルコム端末(WX320K)のユーザーではあるものの、パソコン用のデータ通信サービスではイー・モバイルも併用している。イー・モバイルが新幹線でもそこそこつながるのは今までの経験で知っていたが、天敵である「トンネルが多い区間」では、ほとんど役に立たないのもまた事実。そんなわけで、トンネル内でも安定して使えるという東海道新幹線 N700系の無線LANサービスは早く試してみたいと思っていた。

今回乗車したのぞみ13号を東京駅にて。まだまだお目にかかるのが難しいN700系である

 ただ、N700系に乗車しようと思って時刻表を調べてみると、現状ではまだまだ利用しづらい面があることに気がついた。無線LANサービスを利用できるのは、東海道新幹線の東京駅~新大阪駅だが、東京駅から出発する場合で見ると、N700系は博多行きと広島行きののぞみ号に割り当てられることが多く、2009年3月14日のダイヤ改正では1時間あたり3本程度の運転に留まる。

 新大阪までの乗車でも敢えて広島行きや博多行きを選択しなければならないこと。復路で新大阪始発の新幹線にはN700系があまり充当されていないことなどを考えると、現状では、成り行きで乗車券を買うのではN700系に当たりづらく、時間を決めて事前に指定席を確保する必要がある(そうしないと、電源コンセントのある窓側席を確保しづらいので)。

 ただ、JR東海のプレスリリースによれば、2009年度中に新たに16編成のN700系を投入するとのことなので、いずれ解決する問題ともいえそうだ。

 なお、JTB携帯時刻表3月号によると、下りでは早朝の名古屋6:30発広島行きのひかり491号、新横浜6:00発広島行きのひかり493号、東京22:00発名古屋行きのひかり533号、東京22:47発三島行きのこだま809号の4本、上りでは浜松6:46発東京行きのこだま706号、名古屋6:20発東京行きのひかり500号、広島19:51発名古屋行きのひかり490号の3本にもN700系が充当されるので、「のぞみ」以外のこれらの列車でも無線LANサービスが利用できるようだ。

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