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GPS内蔵の最小ハンディカム「HDR-TG5V」を試す!

2009年04月30日 12時00分更新

文● 行正 和義

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世界レベルでGPSを楽しめる
本体機能と付属ソフト

メニューから現在位置表示を選べば地図が表示される

メニューから現在位置表示を選べば地図が表示される。道に迷った際の位置確認程度なら十分使える

 最近ではGPSを内蔵して撮影画像に位置情報を埋め込んで活用することができるデジタルカメラもあるが、本機は世界地図を内蔵して現在位置を確認でき、さらに動画の撮影位置の表示ができるのが特徴だ。

再生モードで地図表示を行なうと、静止画・動画のサムネイルが左に表示され、撮影位置が地図上でマークされる

再生モードで地図表示を行なうと、静止画・動画のサムネイルが左に表示され、撮影位置が地図上でマークされる

首都圏などの地点ではランドマークのアイコンも用意されている

首都圏などの地点ではランドマークのアイコンも用意されている

ズームアウトしてゆけば世界地図まで表示される

ズームアウトしてゆけば世界地図まで表示される

日本国内なみに緻密な地図データが全世界分用意されているわけではない

日本国内なみに緻密な地図データが全世界分用意されているわけではないが、大都市ならばランドマークぐらいは確認できるようだ

 動画再生時に「地図表示」を選べば、撮影地点が画面上に表示され、どこでいつ撮ったのかをカメラ上で分かるのはなかなか面白い。特に、移動を繰り返すような旅行をしている人にとっては、すぐに経由地を確認できて楽しいだろう。

 単に現在位置を表示するモードも用意されているため、ちょっとしたパーソナルナビ代わりにも使えそう。ポケットに忍ばせておけば便利かもしれない。

 位置検出に関しては、ポケットから出して撮影して、すぐに電源をOFFにするような使い方でもきちんと撮影場所ごとに位置が記録されていた。散歩中にこまめに電源をON/OFFしながら周辺を撮るような用途では、測位のための時間を気にしなくていい。

 ただし、電源をOFFにしたまま長い距離を移動した場合は、測位に30秒~1分程度かかるので少し待たなければならない。

「Picture Motion Browser」

Cyber-shotシリーズなどでおなじみの画像管理ソフト「Picture Motion Browser」。画面下には検出した顔が表示されるが、多くのデジタルカメラと同様に顔に見えるもの(車のホイール)を検出してしまっている

 位置情報は本体だけではなく、動画や静止画を管理できる付属ソフト「Picture Motion Browser」(PMB)でも地図を表示して確認できる。

 位置情報が記録されている映像/画像は、サムネイルの上にコンパスのマークが表示される。このサムネイルを選択し「マップビュー」アイコンをクリックすることで地図が表示され、撮影した場所がすぐに確認できる。

 ちなみに、PMBは画像解析により静止画像、動画内に含まれる顔をリストアップし、顔から画像を検索するといった面白い機能も搭載する。

AVCHD再生もPMBから直接クリックするだけで再生可能だ

AVCHD再生もPMBから直接クリックするだけで再生可能だ

 動画の管理、編集は分割や結合編集、DVDなどへのライティングといった基本的なものが用意されているのみで、動画編集ソフトばりの機能があるわけではない。

 「(DVDなどの)作品を作る!」という用途だと機能的に不足かもしれないが、「動画スナップを撮って保存する」という目的ならば十分だ。

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