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世界初の「ION」搭載Nettop AspireRevoの実力は?

2009年04月28日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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 Atom搭載のNetbookやNettopと言えば、「コンパクトで低価格、だが低性能」が定番となり、できることと言えば「メールとウェブブラウジング程度」と思われがちだ。台湾エイサー社(以下Acer)が開発した「AspireRevo」(関連記事)は、その認識を覆す快適な性能を持つNettopである。

AspireRevo

AspireRevo

 英語版の試作機を評価する機会を得たので、さっそくその魅力の一端に触れてみた。


DVDドライブ並みのサイズ 
テレビとの組み合わせ向き

 Nettopはコンパクトな筐体の製品がほとんどだが、AspireRevoはそれらと比べてもなお小さい。本体サイズは幅30×奥行き180×高さ180mm(本体のみ)で、Acerでは容積約1リットルと称している。重さは約753g(試作機での実測値)。USB接続タイプのBDドライブと組み合わせて試用してみたが、本体のサイズはBDドライブとほとんど変わらない程度だ。

外付けBDドライブと組み合わせた試用の様子

外付けBDドライブと組み合わせた試用の様子。本体サイズはBDドライブとほぼ同等程度

 コンパクトさに加えて、吸排気口が本体上部と下部のみなので、置き場所を選ばない。狭い隙間やテレビセットの裏にでも手軽に配置できる。スペックの詳細はまだ公表されていないが、無線LAN機能も内蔵しているので、ワイヤレスキーボード/マウスと組み合わせれば、ディスプレーケーブルと電源(ACアダプター付属)以外のケーブルは不要になる。

7型フルHDの液晶テレビと組み合わせて

37型フルHDの液晶テレビと組み合わせて。テレビと比べると、その小ささがよく分かる。これならテレビの下でも裏でも、どこにでも置ける

 AcerではAspireRevoの発表時に、軽量小型の本体を生かして、専用マウンターを使って液晶ディスプレーの背面に装着した展示を披露した。実際に日本でマウンターが発売されるかどうかはともかく、軽量小型のNettopならではの発想と言えよう。

本体右側面

本体右側面。角度によっては見えにくいが、表面には波のような模様が描かれている

 動作音は静かだが、上部からの排気はそれなりに熱を持っている。設置の際には上部と下部を塞がないように注意する必要がある。

本体上部

本体上部。排気口からはホットエアーが溢れてくるが、動作音自体は静か

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