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T教授の「戦略的衝動買い」 ― 第50回

F1・シューマッハのOMEGA、その心意気に惚れた!

2009年04月27日 16時00分更新

文● T教授

もの作りの心意気が伝わってくる

レジェンド・レーシング
オメガ・スピードマスター レジェンド・レーシング ミハエル・シューマッハーモデル。文字盤が黒、赤、白の3種類がある

 ドイツ出身のF1ドライバーだったミハエル・シューマッハは、2006年に一線を退いてからも、フェラーリのアドバイザーとしてスピード界の頂点に居続けている。

 シューマッハの名を冠した時計では、現役時代の連勝を記念して2005年に発売された「オメガ・スピードマスター レジェンド・レーシング ミハエル・シューマッハーモデル」が最も新しい。

 しかし、筆者が衝動買いした「スピードマスター・シューマッハモデル」は、その6年前である1998年に発売された初代コラボモデルのユースドだ。価格にして11万3400円。

スピードマスター・シューマッハモデル
スピードマスター・シューマッハモデル。文字盤とカラートーンを合わせた柔らかい革ベルトのマッチングはセンス抜群だ

 客観的に見れば、腕時計そのモノの精度や一見した豪華さは、明らかに定価50万円を超える新モデルが上だろう。ただ、デザインが現代的でクールな面構えに変わった新モデルは、オメガの伝統を受け継いでいるというよりは、トレンド雑誌と腕時計並行輸入ショップのマッチポンプで、一躍、ヒーロー腕時計にのし上がったロレックスの「デイトナ」のように思えてしまう。

 初代シューマッハモデルは、文字盤が赤か黄のフェラーリ・カラーで、お揃いの色のカラー革ベルトが付いているというデザインだ。オメガの時計としては異色だが、そうした立ち位置から、歴史あるプロダクトに対抗しようとする頑固さが伝わってくる。

 ひいては、シューマッハの偉業に対するリスペクト、そして宇宙に行ったオメガ・スピードマスター・プロフェッショナルが持つ強いブランド意識まで読み取れるのだ。そうした深みが、新しいレジェンド・レーシングからは何も感じられない。

レーシングのイメージが溢れる文字盤のデザインやカラーリングは最高だ。赤の文字盤の同モデルは、ベルト、文字盤、針の黄色と赤色が逆転するお約束であるオメガ社のシーホースは背面にエンボスされている
Mr.ピーナッツ
ラーメンタイマーにもならないクロノグラフ機能は、筆者の日常ではほぼ使い道が無い筆者の愛用のMr.ピーナッツの腕時計も同じようなトーンのイエローカラーだ

 レジェンドモデルの軽〜く半額以下で手に入れた初代シューマッハモデルではあるが、例え価格が逆転していても衝動買いしたことは確かだろう。オメガ・スピードマスター・レーシング・モデルを狙うなら、筆者にとって金属ベルトモデルは選択外。20世紀に作られたレザーベルトモデル以外はあり得ない

黒っぽいモノやシルバー系のグッズとよく合うだろう

今回の衝動買い

アイテム:オメガ・スピードマスター・シューマッハ・モデル 3510.12 イエロー
価格:11万3400円前後(オンラインショップにて購入)


T教授

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。

 

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