G9でみせるこだわり
触り心地と使い心地にともにこだわる
iidaブランドで初めて世に送り出されるケータイが「G9」だ。同社では端末型番のネーミングルールを変えたばかりだが、G9に続く端末の名称が「misora」であることを考えると、iidaはこれに沿わない名前の付け方で進んでいくようだ。デザインは数々のプロダクトデザインを手がけてきた岩崎一郎氏が手がけている。
まず握ったときに、丸みがありながら堅いチタン化合物でコーティングしたステンレスのフレームの質感がよい。ミラーコーティング、マット、ブラックなど、見た目と手触りにバリエーションを持たせ、さらに通話・クリア・終話ボタンには、アルミを使用。よく触れる箇所の触り心地も楽しい(関連記事)。
スライド式ゆえ押し心地が気になるテンキーも、段差を付けてとても上質なタッチだ。液晶ディスプレイのグラフィックやサウンドにいたるまでこだわりを惜しまなかった様子がうかがえる。そしてメインターゲット層を考えるうえで、今回外せなかったというのがGSM対応のグローバルパスポート(国際ローミング)。このクールなケータイを世界中で見せびらかせる点もおもしろい。
この連載の記事
-
第100回
スマホ
ケータイの“ミクロな魅力”とは、なんだったのか? -
第99回
スマホ
フォロワー計32万人の2人が語る2009年のiPhoneとメディア -
第98回
スマホ
写真で振り返るケータイ10のミクロなシーン -
第97回
スマホ
ケータイが支える、マイクロ化と遍在化するメディア -
第96回
スマホ
ノマドワークのインフラをどう整えるか? -
第95回
スマホ
冬春モデル発表会で見えた、本当に欲しいケータイ -
第94回
スマホ
デザインから考える、ケータイのこれから -
第93回
スマホ
次の自動車社会とケータイとの関係 -
第92回
スマホ
モバイルアプリを実際に作るにあたっての考察 -
第91回
スマホ
楽しい使い方は現在模索中の「セカイカメラ」 -
第90回
スマホ
iPhoneと過ごしたNYとメキシコの旅でわかったこと - この連載の一覧へ